壊れたら買い直す、そんな時代に「待った」をかけたい。
福岡の土の香りがするトラック板金工場で、ひたすら鉄を叩き、歪みを直すことから私のキャリアは始まった。
その後、縁あって神奈川へ移り住み、東京の大手精密機器修理会社で四半世紀、ミクロン単位の精度が求められる光学機器や電子機器と対峙してきた。
気づけば、私の手には数々の国家資格(1級電子機器組立て、1級光学機器製造技能士など)が残り、そして何より、**「どんなに複雑なモノでも、構造を理解すれば必ず直せる」**という揺るぎない確信が刻まれていた。
家族のために走り抜け、たどり着いた「もの修理」の境地
私には、大学3年生の時に授かった大切な子がいた。 がむしゃらに働き、その子が社会へと羽ばたいていった時、ふと自分の手元を見た。精密機器、車、バイク、家の道具……私の周りには、使い古されながらも、手入れを繰り返して輝き続ける「相棒」たちがいた。
かつて同僚から託された炊飯器、泥にまみれながら丹沢の林道を共に駆け抜けたセロー。
効率やコスパを追い求める今の社会は、壊れたモノをすぐ「ゴミ」と呼ぶ。だが、そこにはそのモノと共に過ごした「時間」や「想い」が宿っているはずだ。それを捨ててしまうのは、自分の人生の一部を切り捨てるのと同じではないか。
私は、長年勤めた会社を辞め、このブログ「もの修理」を立ち上げた。 それは、私が手に入れた**「国家レベルの修理技術」を、名もなき名品たちを救うために使いたい**と思ったからだ。
「シンプルに、だが深く」生きる
現在は湘南・西湘の風を感じながら、箱根や丹沢の林道を走り、盆栽の枝振りに自然の摂理を学び、登山や水泳で身体を研ぎ澄ます日々を送っている。
このブログでは、私がこれまでの人生で培ってきた「本当に信頼できる道具」や「一生モノを守るための技術」、そしてこの美しい西湘の地で見つけた「本物」だけを紹介していく。
「一生モノは、自分の手で守り抜く。」
その覚悟を持つあなたに、私の知識と経験のすべてを捧げたい。 さあ、一緒に「直すことの喜び」を分かち合おう。
取得資格
- 1級電子機器組立て技能士
- 1級光学機器製造(光学機器組立て作業)技能士
- 第二種電気工事士
- 三級自動車ガソリン・エンジン整備士
- 大型自動車免許
- 大型自動二輪車免許
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