家庭で生物観察・はんだ作業・肌チェックするのに、どの程度の倍率を選べば良いの?
300倍(500万画素)でも色々な観察が楽しめて、頭皮のチェックも可能だよ。
この記事は、 家庭での生物観察・ハンダ作業・細かい部品のチェック・頭皮チェック・肌チェック、 に適した倍率と画素数の、おすすめのデジタル顕微鏡を使用した観察画像を紹介しております。
倍率と画素数以外にも、
上下に動かせるしっかりしたスタンドが付いていて、マイクロスコープがスタンドへ簡単に脱着できる 物がおすすめです。
その理由は、上下微動付きスタンドがあると、細かい部品のチェックやはんだ作業で安定した作業ができます。
また、マイクロスコープがスタンドへ簡単に脱着できるタイプは、ハンディータイプ同様に、肌や頭皮のチェックができますので一台二役となり、観察の範囲と楽しみが増え、よりお得な商品となります。
特にKoolertron デジタル顕微鏡(USB顕微鏡/マイクロスコープ)は、上記の条件をそなえている上に、スタンドがお値段の割にシッカリしているのでおすすめです。
Koolertron デジタル顕微鏡 仕様
●イメージセンサー:5メガピクセル(解像度)
●静止画解像度:2592×1944,2320×1744,2048×1536,1920×1080,1280×1024
●ビデオ解像度: 2592×1944,2320×1744,2048×1536,1920×1080,1280×1024
●ビデオフォーマット:AVI
●画像フォーマット:JPEG
●ズーム:マニュアルフォーカス、150mmまで
●ズーム:10倍 – 300倍
●光源:8 LED(調光可能)
●PCインターフェース:USB2.0
●電源:USBポート 5V DC
●OSD言語:英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、イタリア語、フランス語、ポルトガル語、オランダ語、ポーランド語、韓国語、中国語
●付属ソフト:MicroCapture Plus for Win/Mac
●スタンド寸法:165mm(H)×170mm(L)×120mm(W)
パッケージ内容
1×USBマイクロスコープ
1×スタンド
1×マニュアル(英語)
1×校正定規
おすすめの倍率
チップ抵抗、コンデンサのはんだ付け作業で使用されている双眼実体顕微鏡は低倍率40、60倍です。
この記事で使用したデジタル顕微鏡は20倍 – 300倍の倍率範囲ですが、実際に生物観察や頭皮チェックを行って十分問題ありませんでした。
おすすめの画素( 実際解像度 )
ご家庭でパソコンモニターに映し出すのであれば、
静止画で200万画素(2メガピクセル)以上であれば、十分だと思いますが、
400万画素 (4メガピクセル) 以上の物ですと撮影後に部分的に拡大しても精細な観察が可能ですのでおすすめです。
動画では、画素数が増えると、データ量が多くなり遅延が起こりますので、はんだ作業などは遅延が少ない方が楽です。
また、はんだ作業などはモニターに合わせた解像度に設定しないと縦横比がずれて違和感が出るので注意してください。
この記事のデジタル顕微鏡の仕様によると、 イメージセンサーは5メガピクセルです。
生物観察・ハンダ作業・細かい部品のチェック・頭皮チェック・肌チェック で上記の条件はクリアしておりました。
したがって、 イメージセンサーは5メガピクセル 以上がおすすめです。
マイクロスコープでの観察
観察ソフトのインストール
PCへUSBケーブルで接続し、同封のCDROMから観察ソフト(MicroCapture Plus)をWindows10にインストールすると、パソコンのモニターで画像を観察する事ができます。
カッターの刃 低倍率と高倍率 比較画像
低倍率
高倍率
顕微鏡対物をカッターの刃に出来る限り近づけて高倍率撮影です。
刃のこぼれや、ガムテープを切った際に付いたであろう粘着物が、付着しているのがわかるようになりました。
印刷文字 観察
スマートホンの充電器に印刷されている文字を、デジタル顕微鏡(高倍率)で観察すると、
肉眼ではわからなかった印字がドットで印字されていることがわかります。
240Vの「0」に注目すると、虫眼鏡やルーペでは確認できなかった、二重になったカスレが、デジタル顕微鏡だとはっきり確認できます。
頭皮チェック画像
チャタテムシ 観察
この虫は、数日前からファブリック素材のブラインドにいた体長1mmほどの虫です。
肉眼ではもちろん、虫眼鏡やルーペを使ってもよく見えなかったのですが、この顕微鏡を使って姿をおがむことができました。
撮影画像を手掛かりにインターネットで調べると、名前はチャタテムシ(茶立虫)だとわかりました。
まとめ
最後に、 Koolertron デジタル顕微鏡(USB顕微鏡/マイクロスコープ) を使用した感想は、Lab感や高級感はありませんが、私の使用用途では大満足でした。
カメラ先端の透明カバーの径が28mm程ですので、最高倍率にしなければ、はんだ作業もやりにくいことはありません。
双眼実体顕微鏡と比較して、 コンパクトでハンディータイプのマイクロスコープとして使える事や、上下微動と微動固定が付いていることを考えると、
2~4万円 程度の
- 双眼実体顕微鏡:日本メーカー製(Nikon・オリンパス・ビクセン)20~30年前の中古
- 双眼実体顕微鏡:中国製の新品
などと比較しても魅力のあるデジタル望遠鏡です。
追記、ビクセンの CELESTRON 顕微鏡 デジタル顕微鏡 ハンディ PRO は、スペックがよく似ておりますが、ケーブルに撮影に便利なシャッターボタンが付いているようですので、購入時は比較ご検討ください。