AppleTVのリモコンボタンの反応が悪いので清掃したいのですがどうやって分解するの?
ボタンを引き抜くと分解できます。
この記事ではApple Remoteのボタンを分解して接点を清掃したら効きがよくなったので紹介します。
AppleTVのリモコン:Apple Remote
Apple TV、Amazonプライムで映画を良く視る方は映画を選ぶ時、ラジオを聴く方はラジオ局の選局がよみがえりストレスフリーとなりますのでおススメです。
- 値段の割にセット内容が充実しており、つくりが美しい。
- ビットが整列されており、ホールド感も抜き差しがし易い。
- 外したネジを順番通り置けるマグネットプレートが意外と便利。
- 静電気防止リストバンドが付いているセットは珍しい。
- 使わないのに蓋を開けて眺めてしまう。
Apple Remoteを分解して接点を清掃する
作業前に電池を外しておきます。
金属製ヘラ厚み2.5㎜でボタンをこじりました。
少し厚いですがカッターの刃でも行けるかもしれません。
※ヘラでボタンをこじるより傷つく可能性が低い粘着力の強いテープや両面テープを先に試してもいいと思います。
ボタン下方向位置に差し込みの突起があるのでこじる場所には注意してください。
テープをめくって接点をイソプレピルアルコールや無水エタノールなどの溶剤で清掃、両面テープに付いたままの丸い金属接点の清掃もお忘れなく。
※屋内使用製品のリモコン接点などに油を塗ると埃やゴミを呼び接触不良の原因になりますので、鉱物油や防錆剤が入っている接点復活剤などでの清掃後は溶剤での清掃をおすすめします。またApple Remoteに接点復活剤を使用すると保護テープの粘着力が低下してしまうかもしれません。
接点には目に見える腐食や汚れはありませんでしたが、清掃後ボタンの反応がよみがえり効くようになりました。
方向ボタン同様に「再生一時停止ボタン」を金属製ヘラ厚み2.5㎜でこじるために隙間にヘラを入れようとボタンを下に押さえつけた時運よく反対側の爪が外れて浮いてきてくれました。
「MENUボタン」は「再生一時停止ボタン」と同じ構造でしたが簡単には外れてくれなかったので、仕方なくボタン爪横の肉厚の薄い部分に1mm幅のマイナスドライバーを突き刺してこじりあけました。
テープをめくって両方の接点をイソプレピルアルコールや無水アルコールなどの溶剤で清掃する。
「上下左右の方向ボタン」と同様、接点には腐食や汚れはありませんでしたが、清掃後ボタンの反応がよみがえり効くようになりました。
傷ついた「MENUボタン」にはヤスリをかけて操作中に引っかからないようにしました。
10年以上使用しているAppleTVのリモコンボタンですがまったくきかないわけではないので数年間騙し騙し使っていました。
最近セット内容が充実している精密ドライバーセットを買ったこともあり分解清掃することにしました。
精密ドライバーセット内の薄い金属製ヘラと1mm幅のマイナスドライバービットのお陰でボタンの痛みは最小限で済んだと思います。
もし手持ちの工具で分解していたらボタンの爪が1~2本は折れてしまう光景を容易に想像できます。
何でもっと早く精密ドライバーセットを買って、リモコン接点を清掃しておかなかったのかと言うくらいリモコンがサクサク反応してくれて家族も喜んでおりました。
「MENUボタン」の傷は心残りですが、これからAppleRemoteの分解をされる方はこちらの記事のボタンの形状写真などをご確認の上、より良い分解方法を探ってください。