糸くずフィルターを掃除してもエラー表示E1(フィルターお掃除)が出ます。
今回はドラム式洗濯機の糸くずフィルターや排水ホースを掃除してもエラー表示E1(フィルターお掃除)が出る場合の修理方法についてご紹介します。
この記事の洗濯機:東芝 TW-160SCH(2007年7月購入)
東芝ドラム式洗濯機のエラー表示E1(フィルターお掃除)とは、洗濯機内の水が排出されない時に出るエラーコードです。
他メーカーのドラム式洗濯機でもエラーコードナンバーは違えどドラム式洗濯機の構造は似たようなものだと思いますので、他メーカーで同様の症状でお困りの方も最後までご覧ください。
エラー表示E1(フィルターお掃除)の原因
- 糸くずフィルターに糸くずがたまって排出不良となっている。
- 外部排水ホース、内部排水ホースのつまり。
- 排水弁が開いていない。
(排水弁、排水弁開閉モーター、排水弁とモーターをつなぐワイヤー、制御電子基板などの故障) - 水位センサーの故障
(次からは排水より先の工程の給水時にエラー表示される)
エラー表示E1(フィルターお掃除)の症状
洗濯機運転中の排水時に洗濯機内の水が排出されない時なら、洗い、すすぎ、脱水いずれの工程においても表示されます。また、もし水位センサーの故障ですと次回から給水エラー表示E51が出るでしょう。
今回の症状は、すすぎ工程で突然エラーE1が表示されたので、洗濯物が水に浸かったまま止まってしまいました。
まずはじめにディスプレイ表示の通り糸くずフィルターを掃除しました。
糸くずフィルターを緩めると洗濯機内の水が出てくるので洗面桶をセットして水を抜いた後に糸くずフィルターを掃除することになりました。
次に念のため外部排水ホースの掃除をしました。
外部排水ホースの内側は16年間蓄積されたドロドロの汚れがあったものの排水できないほどのつまりはなく、糸くずフィルターも同様に排水できないほどのゴミはありませんでした。
とりあえず洗濯を最初からスタートしたところ今度は洗い工程でエラーE1が表示され水が洗濯機内に貯まったままでした。
水をためる時はエラーが出なかったので水位センサーの故障ではなく「内部排水ホースのつまり」か「排水弁が開いていない」ことが故障原因であると考えられますのでフロント下部カバーを外してみました。
ここからの修理手順を以下にまとめました。
糸くずフィルターや外部排水ホースを掃除してもエラー表示E1(フィルターお掃除)が出る場合の修理方法
フロント下部の分解のみで修理可能ですのでそんなに難しくありません。
水位センサーの故障の可能性が高くてもこちらを先に点検しておいてもいいでしょう。
修理手順
修理前に電源を落としてコンセントを抜いてください。
今回は排水動作確認を行いたかったので水がたまったまま電源を落とさずに作業しております。
糸くずフィルターの扉を開き、カバー固定ネジ2本を外して、下部カバーの側面下側を持ち、下側を手前に引き出してはずします。
電子ユニット固定ネジ5本を外して、ケーブルに負担がかからないように適当な厚みの角材などを電子ユニットの下に敷く。
排水弁とモーターワイヤーがつながっていないことが確認できました。
排水弁のスプリングをラジペンで引っ張ると洗濯機内に貯まっていた水が排水されて行くのが音でわかります。
モーターと排水弁のスプリングをつなぐために排水弁のスプリングをフック状に加工します。
スプリングは固くラジペンでは歯が立たなかったのでクニペックス強力ペンチで曲げました。
適当な針金がなかったのでφ2の銅電線を強力ペンチで輪作りしてつなぎました。
最初の銅線は排水弁が閉じた状態になると長すぎたので小さく作り直しました。
排水弁が開いた状態だとモーター側のワイヤージョイントの輪っかが伸びて切れているので短すぎたかもしれませんが、正常に排水できるようになりエラー表示もなくなったので、このまま様子を見て再発したら作り直すことにしました。
修理後は元気に洗濯してくれています。今回は自分で修理できて良かったですが、もしまた同じエラーが出たら、縦型洗濯機を購入します。
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べて少しパワー不足に感じます。脱水時には洗濯物の偏りを理由にエラー表示が出て何度も脱水を繰り返すので電気と水をカタログスペック以上に使っています。
また乾燥機よりも天日干しの方が白くなり衛生的で気持ちが良いことから乾燥機を使っておりません、そんな理由で我が家では皆パワフルでシンプルで価格も安い縦型洗濯機に憧れています。
以上が私のドラム式洗濯機エラーE1修理の体験談です。もし同じような状況になった方がいたら、参考にしてみてください。
難しそうだったら無理せず新しい洗濯機を買ったとしても最近の洗濯機は省エネで価格も安いので損はないです。
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