【YAMAHA HPH-MT8】ジャンク8000円を蘇らせる!純正ドライバー vs 中国製交換ドライバーの衝撃比較

当ページのリンクには広告が含まれています。
YAMAHA HPH-MT8ドライバーユニット交換アイキャッチ

ずっと欲しかったプロ仕様モニターヘッドホン、YAMAHA HPH-MT8。 メルカリで「ジャンク品・8000円」という破格の価格に飛びつき、自分の腕を信じて購入したのが運の尽き…いや、始まりだった。

到着して早速チェックすると、右チャンネルから不気味なノイズ。原因は大音量(過電流)によるドライバーユニットの焼損。 前回の分解奮闘記では「なんとか直せないか」と悪戦苦闘した結果、結局は交換しかないと悟った。

「同じ45mm径なら音は大差ないはず」――そんな甘い考えは、見事に打ち砕かれた。 交換してみたら…明らかに音が変わった。 ヤマハの純正ドライバーのクオリティが、ここまで別次元だったとは…! 流石プロ御用達のモニター。部品一つ取っても本気度が違う。

👇前回の記事ではドライバーユニットを分解修理でなんとかできないか奮闘ました。

目次

ヘッドホンのドライバーユニットって何?

ヘッドホンドライバーユニットの分解図(プロテクター・振動板・ボイスコイル構造)

ヘッドホン内部の「スピーカー」そのもの。音の全てを決める心臓部です。 壊れても「音が出ればいいや」という人は新品買い替えでOK。 でも「この音をもう一度取り戻したい!」という人は、自分で交換できるんです。

今回はその全手順と、純正 vs 交換品のガチンコ聴き比べをお届けします。

準備するもの

必要な工具

  • ドライバー(プラス・マイナス)
  • はんだごて & はんだ
  • カッター(接着剤剥がし用)
  • (任意)乾電池(極性確認用)

はんだごてセット:これからはんだ付けが初めての人でも安心!

ドライバー工具(DIYツール)精密ドライバーセット

必要な部品

  • 交換用ドライバーユニット(44mm 32Ω推奨。AliExpressで入手)

ドライバーユニットの交換方法

STEP 1:イヤーパッドを外す

側面を指でグッと引っ張れば外れます。意外と固いですが、諦めずに!

STEP 2:ハウジング(外枠)を外す

HPH-MT8ハウジング(ネジ4本)を外した様子

ドライバー側ハウジングを4本のネジで固定。すべて外す。

STEP 3:ドライバーカバーを外す

HPH-MT8右ハウジングのドライバーユニットカバー(ネジ3本)を外した様子(スポンジも剥がせる)

3本のネジを外し、少しずらすとドライバーが姿を現す。 配線はまだ外さないでOK。スポンジは切り込みがあるので剥がせます。

STEP 4:配線をはんだで外す

右ドライバーユニット配線(プラス・マイナス2本・極性注意)
で囲った配線を外す

ヘッドバンドから来ている2本の線(プラス・マイナス)を丁寧に外す。 極性を覚えておく(間違えると逆相になる!)。

STEP 5:古いドライバーをハウジングから剥がす

HPH-MT8右ハウジングからドライバーユニット外す表写真
①ハウジング表からドライバーユニットを押す
HPH-MT8ハウジング裏からマイナスドライバーでドライバーユニットをこじる
②ハウジング裏からマイナスドライバーでドライバーユニットをこじる

※端子板のボイスコイル接続パターンに0.3mmの銅線がはんだされているが純正ではない実験用だ。

HPH-MT8右ドライバーユニットをハウジングから外した様子

強力接着されているので、カッターやマイナスドライバーで周囲をこじる。 傷は覚悟の上。力加減に注意しつつ、諦めず押し出す!

STEP 6:プロテクターを外す

マイナスドライバーでプロテクターをフレームから外す
プロテクターをフレームから外した様子(振動板に穴を開けないよう慎重に)

薄いフィルムプロテクターも接着。慎重にこじ開け(振動板に穴を開けないよう!)。

STEP 7:新しいドライバーを装着

ドライバーユニットのプロテクター
ドライバーユニットのプロテクター
新しいドライバーユニットを取付る(極性注意ではんだ付け)

プロテクターを新品に移植 → 極性に注意してはんだ付け → 逆手順で組み戻す。

極性がわからない場合は乾電池でも確認できます。詳しい手順は、
こちらの記事「ボイスコイルのプラスマイナスをしっかり確認するで解説しています!

AliExpress交換ドライバーの開封の儀

中国からの荷物とは思えない丁寧な梱包! ポリマーフィルムに傷がつかないよう慎重に開封。 見た目は立派。期待が高まる…!

互換ドライバー?:修理後に【YAMAHA HPH-MT8】純正そっくりなドライバーを見つけたので情報として👇


(オーディオテクニカ ATH-M50x ATH-M60x M70x M50xBT M50xBT2と共通部品か?自己責任でお願いします)

純正 vs 交換品 スペック比較

スクロールできます
項目ヘッドユニット純正品と交換品の比較表使われる(純正ドライバー)
純正ドライバー
ヘッドユニット純正品と交換品の比較表使われる(交換ドライバー)
交換ドライバー
ドライバーサイズ45mm44mm
インピーダンス37Ω(1kHz時)32Ω
再生周波数特性15 Hz – 28 kHz20 Hz – 20 kHz
特徴CCAWボイスコイルウールベース複合膜
購入する
仕様比較
ヘッドユニット純正品と交換品の比較
ドライバーユニット純正品の実測(ノギスで直径確認45mm)
HPH-MT8ドライバーユニット純正品実測45mm
ドライバーユニット交換品の実測(ノギスで直径確認)44mm
交換品実測約44mm

衝撃の聴き比べ結果

左右片耳ずつ音楽を流して比較 → 低音の厚みと響きが明らかに違う。 両耳で聴くと「まあ普通に使える」レベルだけど、 周波数別サンプル音源で検証すると差が歴然!

スクロールできます
周波数帯周波数別聞き取り比較表(20Hz-14kHz・純正vs交換品の違いで使用される純正ドライバ)
純正ドライバー
周波数別聞き取り比較表(20Hz-14kHz・純正vs交換品の違いで使用される交換ドライバ)
交換ドライバー
20~600Hz良好ボリュームをかなり上げるとカタカタと異音を発する
800~14KHz良好少し高い周波数の音も一緒に聞こえる
15KHz良好聞こえない
全周波数で高解像度で明瞭感がある音量が若干小さい

結論:1mmの差、5Ωの差がここまで出るのか…。 交換品でも「普通に使える」のは事実。でも純正のフラットで正確な再現力には遠く及ばない。 ヤマハ HPH-MT8 がプロに愛される理由を、肌で実感した瞬間でした。

アリエク購入のドライバーユニットで低音をもう少し取り戻したい人は 交換品裏の黒いシールを剥がすと低音が改善するという情報あり。 または黒いシールを外して純正フィルターを貼ってみるのも手かも。

それからインピーダンスですが、インピーダンスはボイスコイルの銅線の細さと長さで決まります。ドライバーユニット交換で37Ω→32Ωになるので抵抗が減り音量が大きくなると思いきや、全周波数を通して音量は小さくなった。

交換用イヤーパッド:ドライバー交換前にイヤーパッドを新調すると音が激変します!

あわせて読みたい

👇ミシン1台でイヤーパッド自作交換したら、音も装着感も復活&愛着が爆上がりしました。

最後に

ドライバーが壊れたHPH-MT8。 8000円のジャンクが、ここまで蘇るとは…しかし、本気でこの音が欲しいなら新品買い直しもアリだと痛感。 修理代が高くつく前に、予防イヤーパッド交換や丁寧なボリューム管理を心がけましょう!

YAMAHA HPH-MT8:純正の感動をもう一度味わいたい方や 修理より新品がコスパ良い場合

あわせて読みたい

👇ヘッドホン記事一覧はこちら

👇オーディオDIY記事一覧はこちら

YAMAHA HPH-MT8ドライバーユニット交換アイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次