ご近所の方が捨てようとしていた古い座卓の天板を譲って頂き、我が家のダイニングテーブルにDIYしました。
ねこ先生以下に古い座卓からダイニングテーブルを製作した手順をまとめましたのでご覧ください。
材料
- 一枚板(花梨?)約1500×900mm厚み45mm
- アングル 3×40×40長さ5.5m ¥2,310
※市内の鋼材屋さんで購入、持ち帰り前に鋼材屋さんの高速切断機でセルフカットフリーでした。 - アイアン脚4本
※自宅で使用していたフランフラン フェールアイアンダイニングテーブル (マッドブラック)から移植 - フランジタッピング6×30mm 10本 ¥195
- ボルト、ナット、平ワッシャー、スプリングワッシャー8mm 8セット
- シャーシブラック ¥327
- サビキラー
使用工具
溶接機、グラインダー、チップソー切断機、インパクトドライバー、ドリル、養生マット、荷締めベルト、ヤスリ、コンパウンド
テーブルアングル枠製作
アングルを4本チップソー切断機で切り出し、両端を45°に切り落として、四角の枠が組めるようにしました。



テーブルアングル枠を駐車場の僅かな隙間で、腰を痛めつつなんとか溶接完了しました。
3mmアングルを100V半自動溶接して、ある程度溶け込んでいます。



テーブル枠と脚は8mmボルト 8本で固定しました。
作ったアングル枠に脚を付けて、70kgが乗ってもびくともしないことを確認しました。
脚は、今までダイニングテーブルとして使用していたフランフラン フェールアイアンダイニングテーブル (マッドブラック)から外した脚4本を使用しました。

アングル枠塗装
スコッチブライトで錆落としあし付けをして、ラッカーシンナーで脱脂後に黒サビ転換塗料サビキラーを3回塗りました。
サビキラーは、サビた車の屋根に塗って2年様子を見ましたがサビが浮いてこないので、
かなり信頼しています。


見える部分はシャーシブラックで塗装しました。

テーブルアングル枠に天板取り付け
テーブル枠にドリルで穴をあけ、天板はとフランジタッピング6×30mm 10本で固定しました。




天板磨き
座卓にもともと塗られていた古い塗装を2日かけて手のみで磨きました。
研いだ感じではクリアのウレタン塗装でした。
また、一枚板の樹種は、色や重さから花梨の一枚板かと思います。
ペーパーは、車やバイクの塗装時に使用している目詰まりをエアーや水道水で簡単に飛ばすことができて長持ちするアシレックスを使用しました。
手磨き用パッドである曲面用スーパーアシレパッドと平面用スーパーバフレパッドも使いやすいのでお気に入りです。


ここまで磨くと良い杢が出ていることに気づき心躍ります。

古い塗装でも磨けば驚くほど綺麗になりました。


今回のダイニングテーブルDIYの準備と難点
ご近所さんが座卓を粗大ゴミに出すから手伝ってくれと言うから行ってみると、
体感重量100kgで一人では持ち上がらない約1500×900mm厚み45mmの立派な一枚板!
何かに使えると思いその座卓を譲って頂き、我が家のガレージに置いたまま2年と数カ月、
重すぎることもあって使用用途がなかなか定まらなかったのですが、
良い材なのでこのサイズでダイニングテーブルにすることにしました。
そこで、座卓からダイニングテーブルへのDIYのためにウェイトトレーニングを開始して、
役作りのために筋トレする俳優はこんな感じだろうとか妄想しながら4カ月経ったころに
デットリフト120Kg7レップス、スクワット90Kg6レップス×3セットできるようになりました。
そこで、やっと一枚板ダイニングテーブルDIYを開始しました。
筋トレの成果はと言うと、
一枚板の両端を手で持って上げることは出来るようになっていましたが、持ち上げたままの移動はせいぜい3歩が限界でした。
しかし、筋トレ前は持ち上げることすらできなかったので何とかなると自分に言い聞かせて、
一枚板の角を段ボールで保護して、一枚板の角を支点に回転させて移動させ、段差は角を支点にシーソーのように持ち上げて、ガレージから家の中に入れました。
二階のリビングへ上げる階段では、一枚板を養生マットで包み荷締めベルトラチェットで締めて背負って上げるつもりでしたが、
家の中の階段は狭く背負う事ができなかったので、
デッドリフトの姿勢で一段ずつ上げては踏み台やオフロードバイクスタンドを噛ませて休憩を繰り返すこと2時間半、
狭い階段180度ターンとの格闘の末、無事二階に一枚板を上げて、
完成したダイニングテーブルの出来は家族に評判が良かったので、
今年の 家庭内 最優秀DIY作品賞と言った所でしょうか。
以下の連続写真は、1階から2階へ階段を使って一人で上げた
花梨一枚板の軌跡です。





ここでバイクスタンドが階段から転げ落ち床に凹みを作りました。











