プロローグ:浴槽の悲劇
ある日、シャワーを浴びていると違和感を覚えた。
いつもの「大粒で叩きつけるような心地よい水流」ではない。どこか力が抜け、変な方向にお湯が飛び散っている。
ふと手元を見ると、愛機『LIXIL エコフルシャワー』の顔とも言える散水板に、無惨な亀裂が走っていた。
「またか……」
これで2度目だ。使用3年、過酷な水圧に耐え続けた英雄の戦死である。
かつて、酔っ払った家族に破壊されたTOTOの標準シャワーヘッドとは違う。私が選び抜いた、このLIXILだけは捨てられない。
「直す。新品の部品を取り寄せ、蘇らせてみせる」
これは、使い捨ての時代に抗う、一人のDIYerの再生記録である。

割れた散水板
第1章:部品選定の罠(スイッチの有無)
似て非なる二つの品番
Amazonを開き、部品を探す。ここで多くの者が陥る罠がある。
LIXILのエコフルシャワーには「スイッチ付き」と「スイッチ無し」が存在し、散水板のサイズが微妙に違うのだ。
- スイッチ無し(BF-SC6系):直径85φ(品番:A-10302)← 今回はコレ
ポチップ
- スイッチ付き(BF-SC6W系):直径89φ(品番:A-10519)
私の愛機は「スイッチ無し」。危ないところだった。
翌日、届いた部品(A-10302)は、新品のパッキンにグリスまで塗布され、丁寧にキャップされていた。さすが純正品、準備万端だ。


第2章:開頭手術(交換作業)
工具不要、素手による回転
作業は至ってシンプルだ。
古い散水板を手で掴み、反時計回りに回すだけ。
「えいやっ」
固着しているかと思いきや、あっさりと回った。(もし回らない場合は、タオルやゴム手袋を使えばイチコロだ)
プライヤーなどの工具も不要。設計思想の優しさに涙が出そうになる。
第3章:内部の真実(7年目の奇跡)
カビ一つない聖域

左が新品散水板、右が外した散水板
パカリと外れたヘッドの中を覗き込み、私は息を呑んだ。
「……綺麗だ」
通算7年以上使用しているにもかかわらず、内部には黒カビはおろか、水垢一つ見当たらない。
メッキの剥がれもない。 これが「Made in Japan」クオリティか。LIXILの技術力に畏敬の念を抱かずにはいられない。
第4章:蘇生とメンテナンス

交換した散水板
水圧の帰還

新品の散水板をねじ込み、通水テストを行う。
「ザアアァッ!」
戻ってきた。この強くて太い、エコフルシャワー特有の水圧が。
ついでに、外装のメッキ部分についたカルキ汚れを「クエン酸スプレー」で磨き上げる。
100均のクエン酸とスポンジだけで、新品のような輝きを取り戻した。


エピローグ:長く使うということ
部品さえ交換すれば、新品同様のパフォーマンスを取り戻せる。
簡単に捨てて買い換えるのは楽だが、こうして手をかけて直すことで、道具への愛着はより深まる。
LIXILエコフルシャワー。 君とはまだまだ長い付き合いになりそうだ。
ポチップ
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