
使用車両:平成14年式(2002年) いすゞコモ 2400cc ハイルーフ【型式:GE-JCQGE25】【エンジン(原動機):KA24(DE)】
平成14年式(2002年)いすゞコモは、E25系日産キャラバンのOEMです。
エンジンは、シルビア、180SXの北米向けモデル240SX【(S13型後期・1991年 – 1994年)(S14型前期・1995年 – 1996年)(S14型後期・1997年 – 1998年)】と同じKA24DE、低中速重視のエンジン。
その他にも、ブルーバード、ラルゴ、ルネッサ、プレサージュ、バサラ、キャラバン、ダットサンにスペック違いで使われていた息の長かったエンジンです。
240SX・S14型は、映画「ワイルドスピード」1作目で主人公ドミニクの恋人レティが乗っていた事で有名です。
そんな由緒正しいエンジンのオイルを、上抜き交換いたします! ジャッキアップせずに、ドレンボルトを外さなくて良いので銅ワッシャーの交換の必要がなく、下手にいろいろ触らなくて済むので車に負担は少なくて済みます。少なくともジャッキアップポイントは傷つきません、なんせ潜らなくて良いので作業者も汚れませんし楽です。車種によりますが、オイルパンの形状によっては下抜きよりも、オイルをたくさん抜く事ができますので、おすすめの交換方法です。
使用工具
12V電動式オイルポンプ (5A60W )
ポチップ
手順
助手席の背もたれを前に倒します。
最初に、アイドリング1分位させて、エンジンオイルを柔らかくすると抜けやすいです。

カーペットをめくりロックを二つ外します。

取っ手を握ってシートごとエンジンカバーを持ち上げて吊り具で固定します。
つり具は、左センターピラーに標準装備されています。(助手席シートベルトの辺り)


エンジンオイルレベルゲージを抜き取り、オイルチェンジャーのチューブを差し込みます。



反対側のチューブをペットボトル等に差し込みます。
いつも給油しているガソリンスタンド(PITがある所)に持って行けば、ペットボトルごと無料で処分していただける事が多いです。※それが面倒な方は、廃油処理箱で処分してください。

オイルポンプを電源に繋ぎます。
ワニ口クリップを12Vバッテリーの+に赤、-に黒を接続します。※写真は手持ちのバッテリーにつないでおりますが、車に載ってるバッテリーに接続してOKです)
オイルポンプの電源をONにしてオイルを抜きます。※3.5L抜けます。

チューブを抜き差し
オイルが出なくなっても、チューブを抜き差しすると、まだ抜ける事が多いので抜けるだけ抜いてください。

今回作業しておりませんが、オイルフィルター交換する際は、このタイミングで作業します。私は、ジャッキアップせずに、エンジンカバーをはずさずに交換した事がありますが、体の大きい人は無理ですね。※下のオイルフィルターは、アストロプロダクツのワゴンセール250円で売っている事もあります。


オイルを入れます。
フィラーキャップを開けて、オイルジョッキで気に入ったエンジンオイル(今回3.5L)を入れてください。※アマゾンで送料込み6,000円前後(価格は2020年4月10日確認時の情報です)で買える 日産純正SNスペシャル5W-30ペール缶(20ℓ)を使用しています。これで5回分あります。





オイルレベルゲージ確認
オイルレベルゲージでHとLの間にオイルがある事を確認して、OKならばフィラーキャップを締めて、エンジンをかけアイドリング1分ほどしてエンジン停止、もう一度レベルゲージを確認して減っていたらオイルを足してください。確認が終わったらもう一度レベルゲージをしっかり奥まで差し込んで、フィラーキャップが閉まっている事を確認し、エンジンカバーを締め、ロックをして作業終了です。
エンジンオイル交換後は走っていても気持ちが良い物です。今回紹介できませんでしたが、エンジンオイル交換時に入れて、燃費が良くなったコスパの良いモリブデン系の添加剤がありますので、燃費データもあわせてそのうち紹介いたします。

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