1年程前からパワーウィンドウがたまに動かない時があったのですが、だんだん動かない頻度が増えとうとうほぼ動かなくなりました。
症状からケーブルの断線やスイッチの接触不良が考えられます。
使用車両:平成14年式(2002年) いすゞコモ 型式:GE-JCQGE25
平成14年式(2002年)いすゞコモは、E25系日産キャラバンのOEMです。
E25キャラバンと同じパーツですのでE25キャラバンユーザーの方も是非こちらの記事を参考にしてください。
パワーウィンドウスイッチ接触不良時の症状まとめ
- 窓が動く時と動かない時がある。
- スイッチを押し続けていても窓が途中で止まる。
- 窓が動かなくなる頻度が日を追うごとに多くなってきて、
数か月後にはほとんど動かなくなる。 - パワーウィンドウのレールやギヤに固着したグリスを清掃後、
新しいグリスを注すとたまに動くようにはなったが動かない時の方が多い。
パワーウィンドウスイッチ分解清掃した手順
適当なサイズのマイナスドライバーでツメ部分を押すと外し易いです。
まず、黒い部分と白い部分を分解します。2か所ツメで引っかかっているだけです。
ここから白い部分を分解していきます。
上側のスライドする所を中央付近にもってきて、
指の爪で外枠を広げてあげるとスライド部分が簡単に外せます。
スライド部分を外すと汚れた接点部分が見えます。
更に接点金具を外してスイッチ内部をアルコールなどの溶剤で清掃します。
ボールが摩耗していたので
接点金具を少しピンセットで曲げて
接触不良にならないように調整しました。
まず、ボールを2つ乗せます。
次に、接点金具2つを向きに注意して切り欠きにはまるように乗せます。
その後、ボール2つを接点金具の中央の窪みに載せます。
スプリング2つをスライド部分の穴に入れます。
スライド部分はスプリングがボールの上に乗るように慎重に組み合わせます。
スライド部を組み込む時にスプリングが抜けるなど
一度は失敗するかもしれませんが、そんなに難しい訳ではありません。
余裕があればパワーウィンドウまわりのグリスアップ
ドア内張は、
ビス2本、
中央を押して引き抜くクリップ1本、
手や内張外しで引き抜くクリップ多数
を外してから内張を上に持ち上げて
モールをドアから抜くと
モールと一緒にドア内張を外すことができます。
主なグリスアップ部
- ウィンドウガイドレール
- パワーウィンドウレギュレーターのスライド駒とスライドレール
- モーターとレギュレーターのギヤ部