黒とグレーのムラのある面をモルタルで表現したいので、材料・配合・ムラ感を確認できますか。
ネットで調べた所、モルタル色付けには松煙墨と言う着色材があり配合は全体の10%程度で行うようです。シッカリ色むらが出るように左官素人がDIYで墨の量を減らして一回だけですが実際にやってみたので写真や施工内容を参考にしてください。
この記事は玄関アプローチの花壇を松煙墨モルタルで作ったところ、唯一無二のデザインとなりDIY満足度が高かったので手順・材料・配合・墨ムラをまとめました。
また、この記事は左官素人の手順による不備が仕上がりに影響を与えているかもしれませんので、あえて花壇作りから掲載しております。すべて加味して参考にして頂ければ幸いです。
※松煙墨とは:松の枝や皮を燃やした煤を集めて膠などを混ぜた顔料です。
手順
砂はホームセンターにて自ら土嚢袋に詰めてきたものですので25Kgから多くても30Kgです。
セメントはホームセンターオリジナルのコスパの良い物で一袋25Kgの物から10Kgぐらい目分量で入れました。
今回の松煙墨モルタル配合
- 砂 :約25Kg
- セメント:約10Kg
- hiメトローズ:10g
- 松煙墨 :1.1Kg
- 水 :約5L(塗りやすい適量)
コーナー定規と下端を設置することで素人でも仕上がりが良くなりました。
コーナー定規の接着剤はモルタルでも良かったのですが手持ちの接着剤を使いきりたかったので養生テープでコーナー定規を固定してナルシルバーとナルパークを使用しました。下端は厚み10mm程度の板の上に載せてスペーサー代わりにして接着しました。
材料
- フクビ化学 ニューツーウェイコーナー13K 20.5×13㎜ 1820㎜
- フクビ化学 下端L15 30×15㎜ 2000㎜
- ナルシルバー
- ナルパーク
コーナー定規はホームセンターを4件まわって見つけることができなかったので 建材屋さんで購入しました。1本200円弱でした。
モルタル下地を綺麗に仕上げないで写真の状態から松煙墨モルタルを塗ったのでムラや仕上がりに悪影響を及ぼしたと思っております。
松煙墨配合少な目ですが塗った直後は真っ黒でした。モルタルが少なかったので表面がデコボコです。
松煙墨モルタル左官から三日後にして反対側が一番好きなムラになって来ました。
使い込んだ湯呑の貫入に茶渋が沁み込んでいい景色になって行くのがすきなので、松煙墨モルタル花壇も全体的にもっとムラが出て経年で白化やひび割れによりいい景色が出ることを期待しております。
さいごに
綺麗な仕上がりを心がけての左官仕事がはじめてでしたので、使いやすい道具を調べて購入する楽しみと「左官の難しさ」を経験し「左官の楽しさ」が芽生えてしまいました。
最後に左官素人でも道具のお陰で楽に綺麗に仕上げることができた厳選道具を紹介しておきます。
左官道具
- 3才深型一輪車
一輪車のちょうど良い高さやバケットが大きいことでモルタルを作るのが楽でした。ホームセンターで5千円前後 - 左官グワ
SUN UP左官鍬 は、柄の長さと2つのグリップ位置が絶妙でした。 - 中塗鏝
左官屋さんに教えてもらった滑らないオールマイティーなコテで半焼が塗り安いというので240㎜の半焼き鏝を購入しお気に入りです。本焼きでも半焼きゴテでも使い込むほどに手に馴染んで使いやすくなるそうです。 - NSハイフレックス
モルタル下地の接着強化に使用しました。塗布、混和のどちらでも使用できます。 - hiメトローズ
塗っている最中に剥がれ落ちずらくなり塗り安くなるなるらしいので少量入れました。 - 左官用柄杓
メモリが付いているのでセメント・砂・水・ハイフレックスの配合の際に便利です。 - ハケ
長柄薄手ブーメラン刷毛を水に浸けてはみ出たモルタルを掃除します。キワ掃除をするとモルタルを塗った境目がハッキリして仕上がりが良く見えます。 - ブラシ
柄付きブラシ 3行 黒 180mmはハイフレックスを塗る時使いました。あと100円ショップで売っている硬いブラシが一本あると作業後に道具や一輪車を掃除する時便利です。