はじめに:薄い鉄板のバンでも、雨の日に熟睡したい!
車中泊をしていて、一番の敵は「雨音」でした。 バンの天井は薄い鉄板一枚。雨が降ると「バラバラ!カンカン!」と反響し、うるさくて眠れない夜を過ごしたことはありませんか?
そこで私が導入したのが、**日東電工の高機能制振材「レジェトレックス D-300N」**です。 「あんなに薄いアルミテープみたいなもので効果あるの?」と半信半疑でしたが、施工後は雨音が劇的に変化し、睡眠の質が格段に上がりました。
今回は、将来トランポ(バイク積載)としても使うハイルーフバンに、あえて**「薄くて軽い」レジェトレックスを選んだ6つの理由**と、実際の施工手順を紹介します。
なぜ「レジェトレックス」なのか? 6つのメリット
制振材には分厚いゴムシートなどもありますが、私は以下の理由でレジェトレックスを選びました。
- ルーフがたわまない: 軽いので、薄い鉄板の天井に貼っても重みで凹んだりしません。
- 燃費への影響が最小限: 車体が重くならないので、燃費悪化を防げます。
- 居住空間が狭くならない: 厚さ1.5mmと極薄なので、天井の高さ(室内高)を維持できます。
- 内張りの加工が不要: 薄いので、純正の天井内張りをそのまま戻せます(低コスト&車検も安心)。
- 施工が楽: ハサミで簡単に切れ、軽いので上向きの作業でも腕が疲れません。
- 時短施工: 扱いやすいので、作業時間が短くて済みます。
特に「将来オフロードバイクを積みたい」私にとって、室内空間を犠牲にせず、軽量であることは絶対条件でした。
用意したもの
■ 材料
- 日東電工 レジェトレックス D-300N(1.5mm×500mm×1000mm)
- 使用量:6枚
日東電工 レジェトレックス D-300N
- 今回の主役。プロのオーディオショップでも使われる実績ある制振材です。まずはこれがないと始まりません。
ポチップ
■ 工具
- プラスドライバー
- KTC 内張り剥がし(ハンディリムーバー): 20年以上愛用。角度が絶妙でクリップを割りません。
- 10mm ソケットレンチ
- 脱脂剤(シリコンオフ)、ウエス
- カッター、はさみ
- 圧着ローラー: ※必須です!(私は「コロコロ」で代用して後悔しました…理由は後述)
KTC ハンディリムーバー (内張り剥がし)
「プロが選ぶ逸品。クリップを壊したくないならコレ」安物ですぐ折れるプラスチック製とは別次元の使いやすさです。
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圧着ツール(ローラー)
- しっかり圧着しないと効果半減!必須ツール。「指で押すのとでは密着度が段違いです」
ポチップ
施工手順
1. バッテリーのマイナス端子を外す
天井の内張りを剥がす際、ルームランプの配線を外す必要があります。ショート防止のため、必ずバッテリー端子を外しておきましょう。

2. アシストグリップとルームランプを外す
今回の一番の難所、助手席上のアシストグリップです。
- 外し方: ドアのゴム枠(ウェザーストリップ)を外し、隙間からグリップの裏カバーを手前に引きます。
- 注意: クリップで止まっているので、割らないように「後ろ端」から真っ直ぐ引き抜くのがコツです。
ルームランプ(2箇所)はプラスネジで簡単に外れます。




3. ルーフライニング(内張り)を外す
天井を支えているルーフバー(4本)を10mmソケットで外します。 ボルトは計16本。これで天井の内張り(ライニング)5枚が全て外れ、鉄板がむき出しになります。


4. 脱脂(重要!)
制振材を貼る面を「シリコンオフ」等で脱脂します。油分が残っていると、夏の暑さで制振材が剥がれ落ちてくる原因になります。
5. レジェトレックスを貼り付ける
短冊状や適当な大きさにカットしたレジェトレックスを、天井の鉄板に貼っていきます。
- ポイント: 全面に貼る必要はありません。叩いてみて「ビヨーン」と響く箇所を中心に、全体の3割~5割程度貼れば十分効果があります。ルーフバーが通る場所は避けて貼りましょう。

6. ローラーで圧着する(ここが一番大事)
貼った制振材を、ヘラやローラーで強く押し付け、鉄板と一体化させます。 私は手元にあった掃除用の「コロコロ」で代用しましたが…これは失敗でした。 柔らかすぎて力が伝わらず、圧着不足になりがちです。専用の「デッドニング用ローラー」があれば、作業時間は半分で済んだはずです。
エーモン 音楽計画 圧着ツール(デッドニング用ローラー)
記事内の失敗談(コロコロ代用)を踏まえ、読者には強く推奨すべきアイテム。「指で押すのとでは密着度が段違いです」と添えれば成約率アップ間違いなし。
- Amazon/楽天リンク:「しっかり圧着しないと効果半減!必須ツール」
施工後2年レビュー:雨音はどう変わった?
施工から2年間、様々な天候で車中泊をしましたが、効果は歴然です。
- Before: 「カンカン!バラバラ!」(甲高い金属音)
- After: 「ボッ、ボッ…」(低く鈍い音)
雨音が完全に消えるわけではありませんが、耳障りな高音が消え、落ち着いた低音に変わりました。 この変化のおかげで、雨の日でも耳栓なしでぐっすり眠れるようになりました。また、走行中のロードノイズも少し軽減されたように感じます。
さらに、この上に**「断熱材」**を重ね張りしたことで、夏は涼しく冬は暖かい、最強の車中泊仕様になりました。 (断熱材の施工については別記事[ジーエスGSメタルシートMS-2の効果とDIY貼り方]をご覧ください)
まとめ
薄くて軽い「レジェトレックス」は、DIYバンライフの強い味方です。 8,000円程度の投資と半日の作業で、これからの車中泊ライフがずっと快適になりますよ。
最後に、車検費用を抑えたい方へ。 私はいつも「EPARK車検」で地元の整備工場を探しています。早期予約割引などを使えば、1ナンバーのバンでも驚くほど安く車検を通せます。直接工場に頼むより安いことが多いので、ぜひチェックしてみてください。
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