Panasonic電動アシスト自転車の後輪のパンク修理後2カ月でまたパンクしたので、
4年前交換したチューブを交換しようとタイヤをよく見てみるとほとんど溝がなくなって割れも沢山ある限界状態でした。

チューブはパンク修理が頻発しているし、タイヤは10年以上交換していない限界状態だったので、
後輪タイヤとチューブとリムバンド(またはリムテープ、リムフラップ)の交換をしました。
難しい作業ではないのですが、数年に一度しかしない作業ですので、
作業前に工具や作業内容を確認しておくだけで体やメンタルへの負担はかなり減ると思い記事にしました。
必要工具
- プラスドライバーNo.1
- レンチ15mm
- スパナ10mm
- タイヤレバー2本

交換部品
電動アシスト自転車や良く荷物を積まれる方は、電動アシスト自転車用の高強度タイヤと1.2㎜の肉厚チューブがおすすめです。
- タイヤ
サイズ26×1 3/8(WO等の表記は気にせずタイヤサイズで購入して良い) - タイヤチューブ
イギリス式26×1 3/8(ママチャリ用バルブのイギリス式でリム、タイヤサイズと同じものを購入する) - リムバンド(またはリムテープ、リムフラップ)
26インチ(今回幅15mmを購入したが12mmでも全く問題ないようだ)




ブランド:Runfort Tire(ランフォートタイヤ)
約70年もの歴史を持つ老舗タイヤメーカーのSHINKO(シンコー)とカスタムジャパンのコラボレーションにより誕生した自転車用タイヤの新ブランドです。

作業手順
タイヤ交換作業中にプッシュロッドを曲げたりしないように、プッシュロッドを抜いておくために必要な作業です。
①プッシュロッドを押し込む方向にベルクランクを左手親指でハブ軸へ押し付けながら

②左手人差し指でケーブルエンドキャップを押し上げておく

③左手親指だけ離す

④左手人差し指を離す。
ベルクランクからケーブルが外れます。
取り付ける時は逆の手順になります。


タイヤ交換をしやすくするために自転車をハンドルとシートで自立させて逆さまにします。
逆さまにしたら15mmのレンチで左右ハブナットを外します。
次に、左右のハブ軸に取り付けられている、荷台ステー、フェンダーステー、スタンドを外します。



左右のチェーン調整ナットを10mmスパナで緩めてチェーンを外しておく。


チューブバルブ固定ナットを10mmスパナで外して、
タイヤレバーを使用してタイヤとチューブをチェーン側に外しておきます。
※チェーン側に外す理由はブレーキワイヤーを完全に抜く必要がなくなるからです。
タイヤを外すのはハブナットを外す前にやっておいても良いです。
むしろそっちの方が良いです。

ブレーキワイヤーのエンドキャップを外さないとブレーキワイヤー固定ボルトを抜くことができないので、写真赤矢印の2本のボルトだけ外してホイルを完全に外さずにチェーン側のハブ軸からタイヤ交換を行いました。


①古いタイヤ、チューブ、リムバンド(またはリムテープ、リムフラップ)を外す。
②新しいリムバンド(またはリムテープ、リムフラップ)をリムに組み込む。
③新しいタイヤに少し空気を入れたチューブをはめ込んでおき、バルブやバルブ固定ナットを外す。
④新しいタイヤをリムにある程度手で入れてからタイヤレバーを使ってリムに組み込む。
⑤バルブ等を組み込み空気を入れる。




組み立てたら
最後にチェーン、ブレーキ、変速の確認走行を行い必要に応じて調整する。

交換後のタイヤインプレッション
交換前のパナレーサーのタイヤはへたっていたからか、
エアコンプレッサーである程度空気を入れても乗車すると潰れておりましたが、
今回交換した電動アシスト用の高強度タイヤは潰れが許容範囲内になったので
暫くはリム内の心配がなくなりました。
