庭の立水栓、むき出しのままだとどうしても**「生活感」**が出てしまいますよね…。 せっかくお庭を綺麗にしても、そこだけ浮いてしまうのが悩みでした。
市販のカバーを探してみたものの、値段が高いわりにデザインがイマイチだったり、プラスチック感があったりと納得いくものに出会えず。
そこで思いついたのが、「軽天材(軽量鉄骨・天井下地材)」を使って自作するというアイデアです!
- ホームセンターで安く手に入る
- 加工や組み立てがしやすい
- 塗装すればアイアン風でおしゃれに
- 総額10,000円以内で完成!
今回は、素人の私でも半日で完成できた「軽天立水栓カバー」の作り方をご紹介します。
準備:道具と材料
今回はカバーの材料費を安く抑えられた分、主役となる「蛇口(水栓)」は国産の高級感あるものをチョイスしました。ここにお金をかけるだけで、仕上がりのクオリティがグッと上がります。
🛠 使用ツール
- 特別な機械がなくても可能ですが、以下の道具があるとスムーズです。
- 切断・加工: チップソー切断機、金切りばさみ(「エヌシキ テスキーU」などがおすすめ)、板金ハンマー、ミニアンビル
- 穴あけ: ドリル、ホールソー(38mm)
- 塗装: ペンキローラー、刷毛
🔩使用材料(目安)
- 軽天材: C型スタッド(65mm幅)× 約4m … 約1,000円
- 固定具: ビス
- 塗料: 防水塗料(屋外用)
- その他: お好みの水栓(蛇口)
作り方ステップ
まずは立水栓のサイズを測り、それに合わせて枠組みを設計します。 必要な長さが決まったら、チップソー切断機を使って軽天材をカットしていきます。

カットした軽天を、箱型に組めるように加工します。
- 端の処理: 上端の折り返す部分に墨(印)を入れ、金切りばさみで両端をカットします。
- POINT: 「エヌシキ テスキーU」のようなハサミを使うと、金属が反り上がらず綺麗に切れます。
- 折り返し: ミニアンビルに軽天を乗せ、ハンマーで叩いて端を折り返します。切り口のバリはヤスリで取っておきましょう。安全第一です。
- 穴あけ: 表面用のパーツには、ホールソーを使って水栓を通すための穴(38mm)を開けておきます。
※表面用のパーツも同様に、現物合わせで折り返し位置を確認しながら加工します。





エヌシキ テスキ―U
大きな板でもそり上がらずに良く切れます。
背面用


表面用
ホールソーで水栓を取り付ける穴を開けておきます。


上端の耳は長かったのでこの後切りました。
加工したC型の軽天材同士を抱き合わせるようにして、四角い箱状に組みます。 形が整ったらビスでしっかりと固定します。この時点でかなり立水栓カバーらしい形になります!


仕上げの塗装です。 亜鉛メッキの軽天材はそのままだと無機質ですが、塗装することで雰囲気が一変します。
- 余計な部分に塗料がつかないようマスキング。
- 屋外用の防水塗料を2度塗りします。
- 私は「こげ茶」をチョイス。ローラーで塗ると、適度な**「ゆず肌(凹凸感)」**が出て、鋳物のような重厚な雰囲気になりました。


完成!庭が一気におしゃれに
庭が一無機質だった立水栓が、シックでモダンなカバーに生まれ変わりました! 見た目が良くなるだけでなく、配管隠しや冬場の凍結防止効果も期待できそうです。
💡 失敗しないためのポイント&注意点
カットサービスを活用: 切断機がない場合や自信がない方は、ホームセンターの木材・資材カットサービスを利用すると時短になります。
必ず防水塗装を: 軽天材は亜鉛メッキでサビにくい素材ですが、水回りは過酷です。長く使うために防水塗装は必須です。
高さの目安: 立水栓を新設する場合、高さは操作しやすい80〜100cmくらいがおすすめです。
おまけ:勝手口の立水洗もリメイクしました
味を占めて(笑)、勝手口にある立水栓も同じ方法でカバーを自作しました。 こちらは既存のステーを利用して、背面の軽天を加工して取り付けています。家全体の統一感が出て大満足です。










まとめ
軽天材を使ったDIYは、コストパフォーマンスが最強です。「市販品は高いけど、見た目にはこだわりたい」という方に本当におすすめの方法です。
ぜひ皆さんも、週末のDIYで挑戦してみてくださいね!


