新築建売戸建てを購入して十数年生活していると必要だけど捨てられない物が増えてくる。
物置を置く庭もないので小屋裏収納をDIYすることにしました。
この記事は、天井収納はしごを取り付ける記事の続きで、床を張るまでの作業をまとめました。

小屋裏収納の基準
小屋裏収納をDIYするにあたって、小屋裏収納となる国の基準を満たすため調べた内容を簡単にまとめました。
「階数・床面積に含まれない小屋裏収納」として日本建築行政会議(国土交通省)が定めた基準概略
| 最高高さの制限 | 1.4メートル以下 |
| 床面積の制限 | その小屋裏収納が設置されている階の床面積の2分の1未満 |
| 昇降設備の制限 | 原則として固定式の階段を設けない |
| 利用方法の制限 | 「物置」以外の目的で利用しない |
| 換気や採光 | 居室とみなされない程度に制限 |
使用工具
チップソー切断機、グラインダー、マルチツール、ノコギリ、ノミ、カンナ、電動ドライバー
材料
- 杉 大引き 90×90×4000㎜
コメリ価格:¥2,450 - 杉垂木KDプレーナー 45×60×1820㎜
コメリ価格:¥660 x 32本= 合計¥21,120 - 秋田杉針葉樹構造用合板 K+BUILD 910×1820×12mm
コメリ価格:¥1,680×10枚= 合計¥16,800 - 根太ビス 若井産業 WAKAI 根太ロック スクエア 5.0X120mm NDLS120
ネジ部:38㎜、頭径:11㎜、適応板厚:55~70mm根太専用、1箱120本入り、四角ビットNo.3 (1個入り)
ヨドバシ価格:¥2,680 - 気密防水テープ
作業手順
9月の小屋裏の温度は、体感で90℃のサウナ状態で作業は10分が限界でした。
作業初期段階で、どこでもクーラーと扇風機を入れて作業時間を延ばしました。

第二種電気工事士以上の資格が必要ですが、
小屋裏収納内のコンセントと照明三路スイッチを取り付けました。


天井はしごを自作した記事内に照明スイッチ取付項目があります。 ↑ こちらをクリックして下さい。
雲筋交いがあると作業がはかどらないので一旦外して、
作業が終わったら迷わず取り付けられるように元付いていた場所にマジックでケガいておきました。


45×60の根太を入れる前に900㎜間隔で大引がないと根太がたわむので、杉大引き90×90×1820㎜2本を入れました。
既存の梁がらみと小屋梁は、高さが違うので、
最終的に小屋裏収納の床がフラットになり、
また、材料が最小限で済むように計算し、
高さを60mm変えて新たに2本の大引きを入れました。












床となる12mm3×6合板と根太となる杉45×60×1820㎜を小屋裏へ運び入れ、
根太を外壁の断熱材をめくり小屋梁へのせ、450mmピッチで入れました。
小屋束がある所は小屋束の脇にずらしました。←いい加減
根太は根太ビスで固定しました。






東側は、大引きにほぞを切って根太を入れました。





出入口ステップ床用に根太を加工して、取り付けました。




根太を張り終えて、12mmの合板を束柱の部分の加工をして張りました。









暑さに耐えながら床張りが終わるまでの作業は1か月半かかりました。
素人でもかなり遅いペースだったと思いますが、仕上がりは素人のわりに良くできたと思っております。
この後、天井断熱を屋根断熱へDIYしたのですが、そちらは半分寄棟と言うこともあり苦労しました。
その模様も近日中に記事にしますので、よろしくお願いします。

