建売戸建てを購入し10年暮らして、直ぐには使わないが捨てたくない物が増えても
敷地は狭く庭もないような敷地内に物置を無理に置いても使い勝手や見た目も良くないので、
屋根裏収納を作ることにしました。
まず最初に取り掛かったのは屋根裏への出入り口となる天井収納はしご製作です。
当初、天井に人一人が何とか出入りできる小さい点検口はあったが、
資材を入れるには小さすぎるし、屋根裏収納への収納物の大きさも限られてくる。
そこで、屋根裏収納出入り口として実用的な天井収納はしごを新設することにしました。
既製品の天井収納はしごは、4~8万円と少し手が出しにくい価格だったこともあり、
時間がかかっても知恵を絞って安価に自作することにしました。

必要工具
チップソー切断機、グラインダー、マルチツール、ノコギリ、ノミ、カンナ、電動ドライバー、電動ドリル、タップ、ダボドリル、ガストーチ、ロウ棒


材料
- アルミ天井点検口 600mm シルバー コーナンオリジナル
価格:¥2,178 x 2個= 合計¥4,356
※コーナンeショップで注文して、店舗引き取り - 横長蝶番 鉄生地 ハイロジック製00032098-001
ヨドバシ価格:¥140 x 2個= 合計¥280 - アングル 3×40×40
近所の鋼材屋さんで5.5m¥2,310だったので使用したのは多めに0.6mとして¥260 - 垂木 赤松KD材 約30×40×1985mm(6本束)
コメリ価格:¥1,280 x 2束= 合計¥2,560 - 秋田杉針葉樹構造用合板 K+BUILD 910×1820×12mm
コメリ価格:¥1,680 - 外枠用フローリング材
近所の新築現場の大工さんに頂きました。 - ドアクローザー ニュースター P7003Z90 パラレル型ストップ機能なしZ型 90°制限付
メルカリ価格:¥2,600 - パチン錠 タキゲン製C-1537-A-3 ステンレス 大型キャッチクリップ
メルカリ価格:¥200 x 2個= 合計¥400 - スプリングバランサー ラチェット機能有り 遠藤工業 ER-10A
メルカリ価格:¥3,000 - 12mmアイナット、12mm長ボルト
ホダカ価格:¥195 + 140= 合計¥335 - ラッチ
余剰ラッチへボルト、ナットをロウ棒溶接して自作 - 開閉棒
車載パンタジャッキのハンドルをガストーチであぶって曲げた自作棒 - 隅金とプレート
- 木工用ボンド


天井収納はしご開口部自作
ホームセンターで安価なアルミ点検口600mmを2個買ってきてニコイチにして天井収納はしごのベースとしました。
コーナージョイントのカシメをポンチで叩いて外しました。






内外のアルミ枠で4か所をチップソー切断機で45度に切り揃えました。

プライヤーに四角ビットをビニールテープで固定した即席の工具でカシメてジョイントとアルミ枠を固定しました。




自作天井収納はしごのベースを天井に取り付ける
点検口を取り付ける場所が決まったら、天井裏側から石膏ボードに墨をして長い材木を定規にしてマルチツールとノコギリで天井を切りました。
マルチツールを持っていたので石膏ボードの下地になっている軽天も比較的簡単に切断できました。
切断した石膏ボードは開口扉アルミ枠に使用するので割らないように慎重に切断しました。

天井の穴にアルミ外枠をマスキングテープで仮止めして、外枠になるフローリング材と下地材の垂木と屋根裏収納出入口ステップ下地の根太を付けました。

屋根裏収納出入口ステップ下地の根太

間違わないようにフロア用合板の根太材を設置して、その根太の上面にあわせて外枠のフローリング材の上端をマルチツールで切りそろえました。
下の写真2枚はイメージです。



屋根裏収納内の照明は三路スイッチにして一つは収納奥、
もう一つを下の写真の通り出入口の外枠へ
マルチツールで穴を開けて付けました。
出入り口にスイッチがあると便利です。


電気工事は、第二種電気工事士の資格があると堂々とDIYできます。
第二種電気工事士資格を独学1.5か月の勉強期間で一発合格した際の練習部材、工具、参考書2冊を以下に紹介します。
- ホーザン技能試験 練習用部材 DK-53 3回用 ハンドブック付
付属のハンドブックが簡潔にまとめられているので重宝しました。 - ホーザン工具セット
工具がある人やガッチャンで受験する人は単品工具を購入した方が良いです。
また、ハンドブックは練習部材に付いてくる物と同じです。 - ホーザン 合格マルチツール DK-200、合格クリップ10個、合格ゲージ右手用
- ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士学科試験 すい~っと合格
- ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士技能試験 すい~っと合格





予め加工した910×1820×12mm合板の床を貼り根太にビス止めしました。



開口扉を取付ける
天井から切り抜いた石膏ボードの大きさを調整して、開口扉のアルミ枠に取り付けたら結構重く、
そもそも600mm点検口用の樹脂ヒンジ受けでは強度不足なので鉄板を加工して補強しました。



ドアクローザーでゆっくり開閉ができるんじゃないかと
ひらめいた時には天才かと思いましたが、
結構重い扉用のドアクローザーを購入して取り付けたのですが、
イメージ通りとはいかず凡人であることを実感しました。
しかし、ドアクローザーはヒンジ代わりには強度的にも良かったと思っております。
いずれは左右に付けておきたいです。

長くなりましたので、続きの はしごの製作取付 記事となる
”天井収納はしごを自作DIY!その2” をご覧ください。
