「パンク修理したばかりなのに、また2ヶ月で空気が抜けた…」 「タイヤの側面がバキバキにひび割れている…」
電動アシスト自転車に乗っていると、重量があるため後輪タイヤの消耗が激しいですよね。 私のPanasonic製電動自転車も、9年間交換していなかったタイヤがついに限界を迎えました。チューブ交換だけでは追いつかないほどボロボロです。
自転車店に後輪タイヤ交換を依頼すると、工賃込みで6,000円〜8,000円ほどかかるのが相場。 しかし、自分でやれば部品代(2,000円〜3,000円)だけで済みます。
後輪の交換は「難しい」と言われがちですが、**「ブレーキワイヤーを完全に外さない」**というコツさえ掴めば、実はそれほどハードルは高くありません。 今回は、写真付きで電動アシスト自転車の後輪タイヤ交換手順を詳しく解説します。

1. 準備:絶対に必要なもの
作業を始めてから「工具がない!」とならないよう、事前に確認しましょう。
必要な工具
- プラスドライバー(No.1):変速機のカバー用
- レンチ 15mm:後輪のハブナット(車軸)用。※一般的な家庭用工具セットには入っていないことが多いサイズです。必ず用意してください。
- スパナ 10mm:チェーン引き、ブレーキ固定ボルト用
- タイヤレバー(2〜3本):タイヤをリムから外すために必須。金属製よりプラスチック製(パナレーサー等がおすすめ)がリムを傷つけにくいです。

おすすめの交換部品(タイヤ・チューブ)
電動アシスト自転車は車体が重く、荷物を積むことも多いため、「電動アシスト対応」の高強度タイヤと**「肉厚チューブ(1.2mm厚)」**のセットを選ぶのが正解です。
▼今回使用した商品
- タイヤ: シンコー DEMING JETDAIii 電動アシスト車用26×1 3/8(一般的なママチャリサイズ)
- チューブ: パナレーサー肉厚英式26×1 3/8(タイヤと同じサイズ)
- リムバンド: 26インチ15mm幅
タイヤは、Amazonなどで「電動自転車 タイヤ 26インチ」と検索すると出てくる高コスパ商品です。以前使っていたパナレーサーよりも「腰」が強く、しっかりした作りでした。
サイズの確認ポイント
- タイヤ:WO等の表記は気にせずタイヤサイズ(例:26×1 3/8)を確認して購入する。
- タイヤチューブ:バルブの種類(ママチャリならイギリス式)に注意する。リム、タイヤサイズ(例:26×1 3/8)と同じものを購入する。
- リムバンド(リムテープ、リムフラップ):リムサイズ(例:26インチ)とリム幅を確認する。
※今回は、幅15mmを購入したが12mmでも全く問題ないようだ)
👇シンコー DEMING JETDAIii 電動アシスト車用 26×1 3/8
記事内で紹介。Amazonで折り畳まれずに届くほどの剛性。

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ブランド:Runfort Tire(ランフォートタイヤ)
約70年もの歴史を持つ老舗タイヤメーカーのSHINKO(シンコー)とカスタムジャパンのコラボレーションにより誕生した自転車用タイヤの新ブランドです。Runfort Tire(ランフォートタイヤ)¥3,980 (2026/02/15 01:57時点 | Amazon調べ)ポチップ
2. 作業手順:分解編
STEP 1:変速ワイヤーを外す(内装3段)
まずは後輪の車軸にある変速機(ベルクランク)からワイヤーを外します。これをやらないとタイヤが外れません。
- 変速を「1速」にしておきます。
- プラスドライバー(No.1)でカバーを外します。
- **プッシュロッド(真ん中の棒)**を親指でグッと押し込みながら、ワイヤーの先端(タイコ)をフックから外します。
- 重要: 刺さっているプッシュロッドを引き抜いて、無くさないように保管します。(作業中に曲げてしまうのを防ぐため)
- 15mmレンチを使って、後輪軸の左右にある大きなナット(ハブナット)を緩めておく(まだ外さない)。






STEP 2:自転車を逆さまにする
ここからは力仕事です。作業性を良くするために自転車をひっくり返します。
- ポイント: ハンドルのスイッチ類やサドルが傷つかないよう、段ボールや布を敷いてから逆さまにしましょう。
STEP 3:古いタイヤ・チューブを直ぐに外せるようにしておく
- バルブの固定ナット(10mm)を外します。
- タイヤレバーをスポークに引っかけ、テコの原理でタイヤをリム(車輪)から外します。
- 中のチューブと、タイヤ本体も直ぐに外せるようにしておきます。

STEP 4:チェーンとハブナットを外す
- 15mmレンチを使って、後輪軸の左右にある大きなナット(ハブナット)を外します。
- ナットを外すと、泥除けのステー、荷台のステー、スタンドの順で外れます。
- コツ: 戻す順番がわからなくならないよう、外した部品をスマホで撮影しておくと安心です。
- 10mmスパナで「チェーン引き(後輪の位置を調整する金具)」のナットを緩めます。
- チェーンを一番小さいギアから外し、ホイールからチェーンをどけておきます。




STEP 5:ここが裏技!ブレーキユニットを「ズラす」だけ
通常、後輪を外すには「ブレーキワイヤー」を完全に引き抜く必要があり、これが非常に面倒です。 しかし、以下の方法ならワイヤーを抜かずにタイヤ交換が可能です。
- ブレーキ本体をフレームに固定しているボルト2本(バンドブレーキ等の固定ボルト)を外します。
- これで後輪がフリーになりますが、ブレーキワイヤーは繋がったままです。
- 車体とチェーン側のハブ軸の間に隙間ができます。
- この「隙間」を通して、古いタイヤを抜き取り、新しいタイヤを入れ込みます。
この方法なら、面倒なブレーキ調整を最小限に抑えられます!



3. 作業手順:タイヤ交換編
STEP 6:新しいタイヤ・チューブを組み込む
- リムバンドの交換: リムの内側に貼ってあるゴムバンドも劣化しているはずです。新品(今回は15mm幅を使用)に交換しましょう。これが切れるとパンクの原因になります。
- 片側のビードを入れる: 新しいタイヤの片側だけをリムにはめます。
- チューブを入れる: チューブに少しだけ空気を入れて形を作ってから、タイヤの中に収めます。(※ねじれ防止のため)
- もう片側のビードを入れる: タイヤレバーを使って、残り半分のタイヤをリムにはめ込みます。
- 注意: タイヤレバーでチューブを挟んで穴を開けないよう慎重に!最後の方は硬いですが、バルブの反対側から徐々に入れていき、最後にバルブ付近を入れるのがコツです。



4. 作業手順:組立編
STEP 7:逆の手順で元に戻す
- 隙間からホイールを戻し、チェーンを掛けます。
- スタンド、ステー類、ハブナットを仮止めします。
- チェーン調整: 「チェーン引き」のナットを締めて、チェーンの張りを調整します。(上下に1cmほど動くくらいがベスト)
- センター出し: タイヤがフレームの真ん中に来るように調整しながら、15mmハブナットを本締めします。
- ブレーキユニットを固定し直します。
- 変速ワイヤー(プッシュロッド)を元に戻し、カバーを付けます。
STEP 8:最終確認
- 空気を規定圧まで入れる。
- タイヤを空転させ、ブレーキが引きずっていないか確認。
- 変速がスムーズか確認。
- 近所を試走して異音がなければ完了です!
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交換後のインプレッション:SHINKO vs パナレーサー
今回取り付けた**「シンコー DEMING JETDAIii 電動アシスト車用」**ですが、非常に好印象でした。
以前Amazonで購入したパナレーサーの「スーパーハードタイヤ」は、折りたたまれた状態で配送されてきたためか、組み付け時にクセがついており、空気を入れても少し頼りない印象(潰れ感)がありました。
対して今回のSHINKO製タイヤは、折りたたむことができないほどの剛性なので大きな梱包で届きました。 そのおかげか、タイヤ自体の「腰」が非常に強く、指で押しても剛性を感じます。実際に乗車してもタイヤの潰れが少なく、電動アシスト自転車の重さをしっかり支えてくれている安心感があります。
9年間頑張ったタイヤとお別れし、足回りが新品になると走りが驚くほど軽くなります。 工具さえ揃えれば、数年に一度の作業で数千円の節約になります。ぜひチャレンジしてみてください!
💡 タイヤが新品になったら、次は「走り」の調整! 後輪を外した後は、変速やブレーキの再調整が必要です。初心者でも失敗しない**「シマノ内装3段変速の合わせ方」**や、命を守るブレーキメンテナンスの手順を以下のまとめ記事で詳しく解説しています。
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