オカムラコンテッサ初代にセコンダの座面は取り付け可能?
今回は、オカムラの人気商品であるコンテッサシリーズの初代とセコンダの座面取付けについて、互換性があるかどうかを確認してみたいと思います。
コンテッサシリーズは、2002年に初代が発売されてから、多くのユーザーに支持されてきました。
そのデザイン性と機能性は、日本人向けオフィスチェアのスタンダードとも言えるほどです。
しかし、初代は生産終了となりました。その後、2017年にセコンダが発売されました。
セコンダは、初代の良さを受け継ぎつつ、さらに進化したモデルです。
しかし、初代とセコンダは外観や機能が似ているため、初代の座面が傷んだり汚れたりした場合や夏用にメッシュ座面へ、または、座り心地の良いソフト座面へ交換したい場合にセコンダの座面に交換できるのではないかという疑問が生じるかもしれません。
そこで、私は実際に初代の座面を取り外して、セコンダ座面は座面のみメルカリで購入してみました。
初代とセコンダの座面は互換性があるのでしょうか?答えは、ありません。
では、初代コンテッサの座面を取り外してセコンダの座面を合わせてみた模様を画像でご覧ください。
初代コンテッサの座面を取り外す
使用工具:六角レンチ5mm
セコンダ座面の取り付け部分
初代とセコンダの座面は、形状やサイズが少し異なるだけでなく、取付け部分の形状も異なります。
初代の座面には、4か所すべてに建て込みナットがありますが、セコンダの座面の背側に建て込みナットがありません。
初代とセコンダの座面は、取付け用のネジ穴の奥行方向はほぼ同じ位置にありますが、幅方向では3㎝程セコンダが狭くなります。
したがって、初代とセコンダの座面を入れ替えることはできません。
初代コンテッサのフレームにセコンダの座面をのせてみる
初代とセコンダの座面のスライド固定レバーが取り付けてある場所と形状も異なります。
初代の座面スライド固定レバーは座面側ではなくレールブラケットについており、セコンダに比べるとレバーが少し小さくレバースプリング形状も異なります。
セコンダは前後調整レバーが座面に付いています。
ついでに初代コンテッサの座面固定レバーとスライドレールを外してみました
ブラケットをスライドさせると抜けるところがある。
まとめ
以上のことから、初代とセコンダの座面は互換性がありません。つまり、初代の座面をセコンダに取り付けることはできませんし、逆も同様です。
もし、初代やセコンダの座面を交換したい場合は、同じモデルの座面を購入する必要があります。オカムラの公式サイトでは、初代やセコンダの座面を単品で販売していませんが、オカムラの出張サービスでは対応があるようです。
料金はネット情報ではセコンダで約4万円です。(要見積もり)
ただし、初代の生産は終了しているため、新品在庫はないかもしれません。
オカムラコンテッサ初代とセコンダの座面取付け互換について、ご紹介しました。
オカムラコンテッサは、長く使える高品質なオフィスチェアですが、メルカリやオークションサイトで座面のみ購入する際には注意が必要です。
初代とセコンダでは、座面の取付け方法や形状が異なるため、互換性はありません。
同じモデルの座面を探すか、新しいモデルに買い替えるかを検討してください。