はじめに
2002年の発売以来、愛され続けている名作「初代コンテッサ」。 しかし、長年使っていれば座面はヘタり、汚れも目立ってきます。
「クッション座面をメッシュに換えたい」 「どうせなら、進化した後継機『コンテッサ セコンダ』の座面を取り付けられないか?」
外観がそっくりな兄弟機だけに、そんな期待をしてしまいますよね。 そこで今回、私が人柱となって実験してみました。 実際にメルカリで「セコンダの座面」を入手し、初代コンテッサに取り付けられるか検証します。
結論から申し上げます。 初代とセコンダの座面に、互換性はありません。
絶対に付きませんので、間違って購入しないよう、その理由を詳しく解説します。
1. 検証:初代コンテッサの座面取り外し
まずは比較のために、初代コンテッサの座面を取り外します。これは以前の「座面修理記事」でも紹介した手順と同様です。
手順
- 座面スライド: 座面を前後の中央付近にスライドさせます。
- ネジ外し: 座面裏にあるネジ(左右計4本)を5mm六角レンチで外します。
- 取り外し: そのまま座面を持ち上げれば外れます。



2. 【結論】なぜ付かない?決定的な3つの違い
取り外した「初代フレーム」に、「セコンダ座面」を乗せてみようとしましたが、全く合いませんでした。主な理由は以下の通りです。
違い①:ネジ穴(ナット)の有無と位置
- 初代: 裏面4ヶ所すべてにネジを受ける「埋め込みナット」があります。
- セコンダ: 背もたれ側の埋め込みナットがありません。
さらに、ネジ穴の「奥行き」は似ていますが、「幅」が合いません。 セコンダの方が、左右のネジ穴の間隔が約3cm狭いのです。これでは物理的にネジが通りません。

違い②:スライドレバーの構造
座面を前後に動かすためのレバー構造が根本的に異なります。
- 初代: レバーは「本体側のレールブラケット」に付いている。
- セコンダ: レバーは「座面そのもの」に内蔵されている。

違い③:レバー形状
初代のレバーと比較すると、セコンダのレバーやスプリングは形状・サイズともに別物です。

3. 【おまけ】初代のスライド機構を分解してみた
「つかないなら、レールごと交換すれば?」と考えるチャレンジャーのために、初代の座面固定レバーとスライドレールも分解してみました。
- 座面固定レバーの固定ネジを外す。
- 座面ブラケットのスライドストッパーネジを外す。
- ブラケットをスライドさせて引き抜く。
ここまで分解して構造を確認しましたが、やはりフレーム自体の設計が異なるため、ポン付け流用は不可能という結論に至りました。






まとめ:誤購入に注意!
検証の結果、**「初代コンテッサにセコンダの座面は付かない(逆も不可)」**ということが確定しました。
もし、座面交換を検討されている場合は、以下の点にご注意ください。
- オークション・フリマでの購入
- 必ず「初代用」か「セコンダ用」かを確認してください。安易に流用できると思って購入すると、数万円をドブに捨てることになります。
- メーカー修理
- オカムラの公式メンテナンスでは座面交換が可能です(セコンダで約4万円〜/要見積もり)。
- ただし、初代は生産終了のため、新品パーツの在庫がない可能性があります。
互換性への淡い期待は捨て、初代は初代のパーツで修理する(あるいはDIYで張り替える)のが正解のようです。 私の失敗(検証)が、皆さんの無駄な出費を防ぐことになれば幸いです!
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