オカムラ コンテッサの座面昇降ワイヤー切れをDIYで直す!タミヤパテと0.8mmワイヤーでの代用術【数百円で修理】

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オカムラ初代コンテッサ座面高さ操作ワイヤー交換DIYアイキャッチ
目次

はじめに

「右肘のレバーを引いても、手ごたえがなくスカスカ……」 「座面の高さ調節ができなくなってしまった」

中古で購入した初代コンテッサにそんな不具合があり、分解してみたところ、原因は**「操作ワイヤーの破断」**でした。 メーカー修理に出すと高額になりがちですが、実はホームセンターにある材料だけで、数百円で修理が可能です!

この記事では、切れてしまったワイヤーを「汎用のステンレスワイヤー」と「プラモデル用パテ」を使って自作・交換するDIY手順をご紹介します。 ワイヤーが切れていない方でも、伸びて調整が必要になった際の参考になるはずです。

これまでの修理記録

  • 第1回:肘パッド修理
  • 第2回:座面クッション修理
  • 第3回:背メッシュ洗濯

1. 修理に必要な材料と工具

今回は、外側のチューブ(アウターケース)は再利用し、中のワイヤー(インナーワイヤー)のみを交換します。 近所のホームセンター(スーパービバホーム)で以下の材料を調達しました。

材料(数百円で揃います)

  • ステンレスワイヤーロープ(φ0.8mm)
    • 純正の太さは0.8mm。今回は切り売りでφ0.81mmを購入しましたが問題なく使用できました。
    • 長さは1mあれば十分です。
    • Note: φ1.0mmでも入る可能性はありますが、確実なφ0.8mm推奨です。
  • ワイヤースリーブ(カシメ用金具)
  • タミヤ エポキシ造形パテ(高密度タイプ)
    • これが今回のキモです。ワイヤーの先端にある「玉(タイコ)」を作るために使用します。
準備したワイヤーロープとスリーブ
準備したワイヤーロープとスリーブ
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工具

  • プラスドライバー(No.1)
  • ラジオペンチ または プライヤー(スリーブ圧着・成形用)
  • ワイヤーカッター(ニッパーでも可)
  • ノギス(あれば便利)
  • シリコンスプレー(潤滑剤)
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2. 座面昇降ワイヤー交換手順

STEP 1:右肘パッドと座面の取り外し

まずは右肘パッドを外します。それから座面を外して作業しやすくします。 座面裏のネジ4本(前のみスペーサーあり)を1番のプラスドライバーで外します。

【注意】座面タイプによるネジの違い

  • クッション座面(以前修理したもの): 六角ボルト固定
  • メッシュ座面(今回の修理品): タッピングネジ固定

年式かタイプによる違いのようですが、外したネジはなくさないように管理しましょう。

切れた座面高さ調整ワイヤーロープ
切れた座面高さ調整ワイヤーロープ
メッシュ座面の固定ネジ
メッシュ座面のスペーサーと固定ネジ
メッシュ座面を取り外したところ

STEP 2:切れたワイヤーの除去

ワイヤーが途中で切断されていたため、アウターケースの両端から引っ張って抜き取りました。 純正ワイヤーのサイズを計測した結果は以下の通りです。

  • 長さ: 1m
  • ワイヤー径: 0.8mm
  • 両端の玉径: 3.3mm
座面高さ調節ワイヤーロープ長さ
座面高さ調節ワイヤーロープ長さ1m
座面高さ調節ワイヤーロープ径
座面高さ調節ワイヤーロープ径0.8mm
座面高さ調節ワイヤーロープ両端の玉径
座面高さ調節ワイヤーロープ両端の玉径3.3mm

STEP 3:【重要】ワイヤー先端(玉)の自作

ここが最大のポイントです。汎用ワイヤーには先端の「玉」がついていないため、自分で作ります。

  1. スリーブの圧着 ワイヤーの先端にスリーブを通し、ラジオペンチ等で限界まで強くカシメます(潰します)。
  2. スリーブのカット カシメたスリーブを、純正の玉の大きさに近くなるようワイヤーカッター等でカットします。
  3. パテで成形 スリーブの上から「タミヤ エポキシ造形パテ」を盛り、手でこねてφ3.3mm程度の玉型に成形します。
  4. 乾燥 強度が重要なので、余裕を持って24時間乾燥させます。プラモデル用ですが、硬化後は十分な強度が出ます。
ワイヤースリーブ圧着
ワイヤースリーブ圧着
スリーブをカット
ワイヤースリーブを適当な大きさにカット
タミヤ造形パテで成形
タミヤ造形パテで玉形に成形

STEP 4:ワイヤーを通す

パテが完全に固まったら、組み立てに入ります。

  1. アウターケース内にシリコンオイルを注入し、滑りを良くします。
  2. 自作した「玉付きワイヤー」を、レバー側(肘置き側)から通します。
  3. 玉が所定の位置にしっかり収まることを確認します。
アウターケース内にシリコンオイル注入
アウターケース内にシリコンオイル注入
ワイヤーロープをアウターケースに通す
ワイヤーロープの玉を固定
ワイヤーロープの玉が固定された所

STEP 5:反対側(ダンパー側)の加工

ワイヤーをガスダンパー側(座面裏の中心部)まで通したら、長さ調整を行います。

  1. 長さ決め 実際にワイヤーを通し、適切な長さの場所にマジックで目印を付けます。 Tip: この段階でレバーを動かし、スムーズに動くか確認しましょう。
  2. アウターケースの固定解除 作業しやすいよう、ダンパー側の固定ナット(6mm)を緩めてアウターケースを外します。
  3. 端末処理 STEP 3と同様に、スリーブをカシメて、パテで肉盛りします。 (※今回はスリーブを切らずに長いまま取り付けましたが、機能上問題ありませんでした)
ワイヤーをカットするための目印を入れる
ワイヤーをカットするための目印を入れる
ガスダンパー側のアウターケース固定を外す
ガスダンパー側のアウターケース固定を外す
ダンパー側ワイヤースリーブカシメ
ダンパー側ワイヤースリーブカシメ
ダンパー側ワイヤースリーブカシメをパテで成形
ダンパー側ワイヤースリーブカシメをパテで成形

STEP 6:組み戻しと動作確認

ワイヤーの長さをナットで調整しながら元通りに取り付け、座面を戻します。 座面高さ調整レバーを引き上げ、カチッと手ごたえがあり、スムーズに昇降すれば成功です!

パテ乾燥後取付け
パテ乾燥後取付け

まとめ:諦める前にDIY修理を!

メーカー純正部品が出ない、あるいは高額修理になると言われても、諦める必要はありません。 ホームセンターにある**「0.8mmワイヤー」と、模型用の「タミヤパテ」**があれば、数百円で機能を取り戻すことができます。

これで、ジャンク状態だったコンテッサの「肘」「座面」「背もたれ」「昇降機能」すべてが復活しました! 同じような症状でお悩みの方は、ぜひトライしてみてください。

👇この修理プロジェクトの全貌はこちら ジャンク品のコンテッサをDIYで完全復活させた全記録をまとめました。 [[完全保存版] コンテッサ再生プロジェクトまとめ記事へ]

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