Panasonicの電動アシスト自転車の3段ギヤのシフトレバーを
回しても変速できなかったので、
別記事の自転車の内装3段変速ギヤの調整をしたのですが、
改善しないので点検していたら
ギヤケーブルがサビで固着していたのが原因だったので修理していきます。
※シフトレバーが同じなら電動アシストではない自転車も同様の作業です。

必要工具
- プラスドライバーNo.1
- プラスドライバーNo.2
- スパナ10mm
- 六角レンチ5mm
- 浸透防錆潤滑剤
※シフトレバーを交換する場合は、六角レンチ3mmとグリップを外す必要があります。



作業手順
ギヤケーブルを外すためにシフトレバーのカバーを外す必要があるのですが、
ブレーキレバーが邪魔で、シフトレバーのカバー固定ネジを外せないので
まず呼び鈴をズラさなければいけません。
プラスドライバー2番で呼び鈴の固定ネジを外さずに緩めてズラします。

六角レンチ5mmでブレーキレバーの固定ネジを外さずに緩めてズラします。

プラスドライバー1番でシフトレバーのカバーの固定ネジ2本を外します。



ケーブルはタイコを上に引き抜くと外れます。

ケーブルアウターケースを左手で掴み右手でケーブルを手で引っ張っても5mm程しか動きませんでした。
樹脂カバーを外して浸透防錆潤滑剤を注入したのですが動かなかったのでリヤを分解していきます。
ラスペネがあれば動いたかもしれません。
※ケーブルを外した写真を撮り忘れたのでリヤ側の写真を掲載しておきます。リアにタイコは付いていませんが樹脂カバーは同じでした。

フロントシフトレバーの写真に戻ります。
浸透防錆潤滑剤を注入した後に、樹脂カバーも劣化してそうなので中に水が入らないように念のためシリコングリスを塗っておきました。


プラスドライバー2番を使用。


10mmスパナを使用。

ケーブルはベルクランクに取り付けたままケーブル調整ボルトを外す方向に左に回転させていたらパッキンと音を立てケーブルの固着が外れました。
ケーブルのサビ固着が外れたのでケーブルを動かすとタイコまでケーブルアウターケースに付くようになりました。
①プッシュロッドを押し込む方向にベルクランクを左手親指でハブ軸へ押し付けながら

②左手人差し指でケーブルエンドキャップを押し上げておく

③左手親指だけ離す

④左手人差し指を離す。
ベルクランクからケーブルが外れます。
取り付ける時は逆の手順になります。



浸透防錆潤滑剤を注入した後に、樹脂カバーも劣化してそうなので中に水が入らないように念のためシリコングリスを内外両面に塗っておきました。
※写真では撮影のためベルクランクを外しておりますが外す必要はありません。ちなみに、ハブナットを外す場合はレンチ15㎜が必要です。

ケーブル調整ボルトの中にもシリコングリスを詰め込みました。

ケーブル調整ボルトの反対側は金属部分しかないのでバイク用の赤い防水グリスを塗りました。

調整方法が必要な場合は別記事自転車の内装3段変速ギヤの調整にてご確認ください。

シフトレバーはケーブル付きで購入しても安い
Amazonでシフトレバー下側の型式SL-3S43Jを検索すると購入できることがわかりました。
しかも意外と安いので予備で買っておきました。

シフトレバーを交換するにはハンドルグリップを外す必要があるので、その時はグリップも交換ですね

