【DIY修理】MAXエアコンプレッサーの電源が入らない!1万円浮かすためのスイッチ分解・補修手順

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AK-HH1250E2

MAXエアコンプレッサーの電源ボタンが反応しない!

愛用しているMAXのエアコンプレッサーですが、最近電源ボタンの反応が悪くて困っていました。

すでに廃番機種となっているため、メーカー修理に出すと高額になりがちです。部品を取り寄せて自分で交換しようかとも考えましたが、調べてみると部品代だけでもかなりの金額に……。

【交換する場合の純正パーツ価格】

部品名品番価格 (税込)
スイッチパネル ASSYAK70562¥9,163
パネルシールAK15567¥1,298
合計¥10,461

「部品代だけで1万円超えは痛い……」 そこで今回はダメ元で、今ある部品を分解・清掃して修理することにしました。もし同じ症状でお困りの方がいれば、自己責任とはなりますが参考にしてみてください。

※注意 本記事は電気部品の分解・ハンダ作業を含みます。修理に失敗した場合、完全に動作しなくなるリスクがあります。作業は安全に十分配慮し、自己責任で行ってください。

目次

修理手順1:スイッチパネルの取り外し

まずは本体からスイッチパネルを取り外します。

STEP
固定ネジを外す

スイッチパネルを固定しているネジ(1本)を外します。

MAXエアコンプレッサーAK-HH1250E2
STEP
パネルを持ち上げる

外したネジ穴にマイナスドライバー等を差し込み、テコの原理で片側を浮かせます。

スイッチパネル外し
STEP
スライドして外す

そのままスライドさせてパネル全体を外します。

スイッチパネル外し②

【重要:コネクタに関するコツ】 通常はコネクタを外した方が作業性は良いのですが、以下の理由から今回はコネクタを接続したまま作業します。

  • 基板側:ハンダを除去してコネクタごと外す必要がある
  • 配線側:ピンを1本ずつ抜く必要があり非常に手間
スイッチパネル外し③

修理手順2:基板の確認と腐食箇所の特定

スイッチ基板を固定しているネジ(6本)を外して、基板の状態を確認します。(※本体カバーAssyを取り外す場合は固定ネジ7本)

スイッチパネル基板外し

内部を確認したところ、以下の部品に腐食が見られました。

  • 電源タクトスイッチ(CP4)
  • 抵抗R1(10KΩ)
  • 停電自動復帰タクトスイッチ(CP2)

特に電源スイッチ(CP4)には、腐食だけでなく「はんだクラック(ひび割れ)」も発生していました。これが接触不良の主原因のようです。

スイッチパネル基板腐食部
スイッチパネル基板裏
電源タクトスイッチがCP4、停電自動復帰タクトスイッチがCP2
スイッチパネル基板はんだクラック
電源スイッチのはんだクラック

清掃と点検

まずは腐食部分を**IPA(イソプロピルアルコール)**で洗浄します。その後、テスターで導通チェックを行いました。

  • 抵抗R1: 抵抗値は正常(10KΩ)でしたが、足が腐食しているため交換が必要です。
  • タクトスイッチ(電源): 内部接点の不良が疑われます。
  • タクトスイッチ(停電自動復帰): 正常

IPA(イソプロピルアルコール):基板洗浄の必需品

スイッチパネル基板腐食部IPA洗浄
スイッチパネル基板腐食部IPA洗浄
電源タクトスイッチと抵抗10KΩ
基板から外した電源タクトスイッチと抵抗10KΩ

修理手順3:タクトスイッチの分解修理(最難関)

本来ならスイッチごと新品に交換したいところですが、この機種に使われている「2本足で樹脂ボタンが長いタイプ」の手持ちがありませんでした。そこで、スイッチ自体を分解して直す荒技に出ます。

STEP
スイッチの分解

スイッチの四隅にあるプラスチック溶着部分をカッター等で切り落とし、カバーを開けます。

タクトスイッチ分解
STEP
内部の点検

やはり、内部の丸バネ(接点)と中央の接点が腐食していました。

タクトスイッチ分解②
タクトスイッチ分解③
STEP
清掃・メンテナンス
  • 接点の腐食部分をマイナスドライバーで削り落とします。
  • IPAで洗浄した後、ごく薄く接点復活材を塗布しました。

※丸バネ中央の穴が腐食によるものか仕様か不明ですが、今回は再利用します(1年持てば御の字です)。

接点復活剤・防錆潤滑剤:スイッチ内部のメンテナンスに必須

タクトスイッチ丸バネ清掃
STEP
再組み立て(溶着)

ここがポイントです。分解時に切り落とした樹脂部分を、ハンダごてを使って再度溶着させます。

  • 溶着設定: 370℃で樹脂を溶かし込む
  • 仕上げ設定: 200℃で表面を整えて固定

これでなんとかガッチリと固定できました。

タクトスイッチ組み立て

修理手順4:部品交換と組み戻し

抵抗の交換

足が腐食していた抵抗(R1)を、新品の10KΩ抵抗に交換します。

抵抗セット(電子部品)

足が腐食した抵抗と新品抵抗10KΩ
足が腐食した抵抗と新品抵抗10KΩ

基板へのハンダ付け

分解修理した電源タクトスイッチと、新品の抵抗を基板にハンダ付けします。作業後は必ずフラックスをIPAで洗浄し、腐食を防止します。

電源タクトスイッチと抵抗R1(10KΩ)をはんだ付けした基板裏
電源タクトスイッチと抵抗R1(10KΩ)をはんだ付けした基板表

パネルシールの補修

操作パネルの電源ボタン部分は酷使されて穴が開いていました。ここから水や埃が入ると故障の原因になります。 中性洗剤で洗浄した後、**PPテープ(梱包用テープ等)**を丸く切り出して貼り付け、簡易的に補修しました。

パネルシール電源部穴あきPPテープ補修
パネルシール電源部穴あきPPテープ補修

修理完了!

分解した逆の手順で組み戻し、動作確認を行ったところ……無事、電源が入るようになりました! 部品代1万円をかけずに修理できたので大満足です。

電源スイッチ修理完了したAK-HH1250E2

【おまけ作業】

ついでにモーターとファンシャフトに赤錆が発生していたので、錆転換塗料「サビキラー」を塗って防錆処理をしておきました。これでまだまだ現役で頑張ってくれそうです。

サビキラー:高機能な錆止め

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モーターとファンシャフトの赤錆を補修塗装
モーターとファンシャフトの赤錆を補修塗装

修理が難しい場合や、頻繁に仕事で使用するコンプレッサーは潔く新品購入するのも手です。

AK-HH1250E2

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