ほぼ毎日、フラメンコギターを趣味で弾いているのですが、
座って足を組んでギターを練習していると、
骨盤がズレて腰痛に繋がるという情報を得てから、
足台の必要性を感じて購入しようとしたのですが、
日曜大工で溜まった端材を消費する良い機会だと思ったので、
足台を手作りすることにしました。
クラッシックギターやフラメンコギターやアコースティックギターを弾く方、
特に演奏会等で長時間演奏する方は、
同じ姿勢でいると腰や肩の筋肉が痛くなったり、腰痛の原因になることもあるので、
すでに足台をご利用中の方も多いと思いますが、
使用中の足台が痛んで購入を考えてりたり、自分に合った高さの足台が欲しい方は
以下に高さ3段階切り替え足台を手作りした手順をまとめましたので、
購入するのもありですが、手作りしてみてはいかがでしょうか!
ギターを弾く方は器用な方が多いので、
この記事の足台より良いものができると思います。
使用工具
ベルトサンダー、毛引き、ノミ、トリマ、丸ノコ、チップソー切断機、ポンチ、ダボドリル
使用材料
- 丁番 2個(横長蝶番 鉄生地 ハイロジック製00032098-001)
- 皿木ねじ 12本(IKEA家具余り)
- 板材 約15×105×250mm
- 胴縁 約15×45×500mm
- ステンシャフト 約φ5×80mm(廃棄プリンターから)
- 木工用ボンド
ギター足台の作り方
三平方の定理(ピタゴラスの定理)直角三角形の3辺の関係を表す公式「直角をはさむ2辺の長さをそれぞれ a、b、斜辺の長さを c とすると、a2+b2=c2 」を使って大体の寸法を出しました。
下図の3段の中間の位置の足台の高さ145mmになる寸法を例に
a2+b2=c2 へ a=137、b=200を入れて計算すると
1372+2002=√58769≒242.4
Cの足の長さ約242.4mmになるように木を切りました。
もう一つの足は深さ7mmの窪みに入るので、支点から10mm長くしました。←こっちは計算式が分からないので勘です。


足は組む前にベルトサンダーで整え、足と土台を組んだ後も捻じれていたのでベルトサンダーで修正しました。
天板の寸法
- 250×105mm
切り出した足材の寸法
- 細い足2本は、胴縁 15×45を丸ノコで半分に縦引きして15×20×242mm×2本
- 14mm長い太い足1本は、胴縁 15×45×252mm
- 土台の2本は、胴縁 15×45を丸ノコで半分に縦引きして15×20×120mm×2本



足と土台は、毛引きを使ってけがき、
二方胴付き平ほぞ接ぎして、
木工用ボンドで接着して乾燥するまでクランプしました。
細い足2本は、丁番のサイズに合わせて木片をボンドで接着しました。





廃棄プリンターから取り出したφ5mmステンレスシャフトをチップソー切断機で80mmに切って使用しました。

下図の通り、足に支点軸シャフトを入れる5mmの穴をボール盤をしようして開けました。
また、シャフトを入れた後、木栓で塞ぐので両端に5.5mm穴も開けておきました。





6mmの木ダボドリルを使って木栓を作りました。

天板に足の高さを変える溝を3つ掘りました。
トリマの深さ調整ロックのナットが緩んでいたので、真ん中溝を貫通させて穴をあけてしまいました。


天板にトリマで溝を掘る際に誤って穴を開けてしまったので、
穴を木で埋めた後、
廃棄プリンターのケースを切り出して
インレイ風の飾りを入れました。






既製品ほど美しくはないですが、強度や使い勝手は良く手作りした甲斐がありました。



