お金をかけずに工具を整理できないかな?
廃棄プリンターのアウターケースで工具箱を作ったので参考にしてください。
プリンターは使えなくなっても、ケースは丈夫なので、捨てずにリサイクルしましょう。工具箱にするには、以下の手順を踏みました。
工具箱を作る手順
必要なもの
まず、必要な材料と道具を用意します。利用できそうな丈夫なケースであればプリンターでなくても何でも構いません。私はEPSONのPM-A750というスキャナ付きプリンタを使いました。
他に必要なものは、以下の通りです。
- グラインダー(切断砥石)
- ノコギリ
- ヤスリ
プリンターを分解して電源コードやインクカートリッジなど、不要なものはすべて外します。中には危険な部品もあるので手袋を着用して注意してください。
プリンターの中から出たインクやほこりを水で洗い流します。
セスキの炭酸ソーダとメラミンスポンジで洗うと外側の黄ばみも少しとれました。
ケースのサイズや必要のない部分をグラインダーやノコギリを使ってカットします。
ケースの厚みを半分にカットしたので新たにプラダンで底板を付けました。
今回の工具箱は底板部分を壁に向けて取り付けるので強度より加工のしやすさを優先して底板の素材はプラダンにしました。
工具を立てて収納したいので、ケースの中に仕切りとフックを入れて区切ります。木材やプラスチック、ビスや100均マグネットなど手持ちの材料で作れます。仕切りとフックの大きさは、自分が収納したい工具のサイズに合わせて決めてください。仕切りとフックを作ったら、アウターケースの内側にボンドやネジで固定します。
工具箱に工具や小物を入れて整理します。
完成した工具箱は、取っ手を付けて持ち運びできるようにしたり、壁の間柱にビスで固定して壁掛け工具箱にしたりすればよりスッキリするでしょう。また、自分好みの色に塗装やステッカーで飾っても楽しいですね。
他にもあるプリンター活用法
ルーター(リューター)を作る
この記事で使用したプリンター部品を使って、十分な回転数とトルクを得られるルーターを作った記事のリンクを下に貼っておりますので是非ご覧ください。
電子部品を取り出す
プリンタからはタクトスイッチ、LED、コンデンサ、コネクタ、蛍光灯、インバーターなどたくさんの電子工作で使える部品が取り出せます。
以上がプリンターのアウターケースで工具箱を作る方法です。簡単にできるので、ぜひ試してみてください。プリンターのアウターケースは捨てるのではなく、工具箱として再利用することで、環境にもお財布にも優しいですよ。それでは、また次回!