割れた瓦は流石にくっつきませんよね。
DIY減築中にうっかり割った釉薬陶器瓦をJ-Bウエルドで接着して十分な強度が得られたので紹介します。
J-Bウエルドは、硬いものなら接着可能です。鉄、アルミニウム、ガラス、100%プラスチック(再生プラスチックは使用できない場合があります)、FRP、コンクリート、石、木材など。
2液を混合して使用する金属粉入りのエポキシ接着剤です。
自動車を修理される方にはお馴染みの接着剤でパテのような使用、穴あけ、ネジ切り、研磨、肉盛り、塗装も可能です。
今回使用したJ-Bウエルドはアストロプロダクツで数年前に購入して2年前に車のボデー鉄板部のビス穴を塞ぐために使用して以来の使用ですが硬化剤の劣化なく使用できたのはありがたかったです。
売り文句ではキャップ開封後25年間使用可能なとんでもない接着剤です。
これまで鉄へ使用してきた感想は、さすがに溶接の強度とまではいきませんが接着剤にしてはかなり強いと思います。
手でこねるエポキシパテと比較するとJ-Bウエルドは柔らかいので金属へのなじみは良いです。
今回は割れた瓦を接着してみました。
瓦は結構重いので強度的に難しいと思っていたので結果が楽しみでした。
割ってしまった瓦は、減築作業で屋根を切り詰めるため降ろしておいた軒瓦4枚です。
幸い数十年前に全瓦を葺き替えた際にストックしてあった軒瓦が2枚あったけど足りないので、割れた軒瓦を2枚接着修理することにしました。
J-Bウエルドを瓦に使用した方法は以下の通りです。
割れた瓦をJ-Bウエルドで接着
各チューブから同量を搾り出し、ヘラでよくかき混ぜます。白と黒が完全に混ざりグレーになるまでかき混ぜてください。
接着面をラッカーシンナーなどで清掃後、接着する両面に塗り、面を圧着または張り合わせます。
J-Bウエルドは柔らかいので瓦へのなじみも良かったです。
接着した瓦片は重かったのでテープなどで固定はせず写真の通り自重で圧着して硬化させました。
動かないように固定し、実用硬化24時間後まで硬化させます。
J-Bウエルド硬化後に瓦の重みが接着面に掛かるように手で持ってみましたがビクともしませんでした。
写真では伝わりませんが瓦の隅の方を手で持つと指の方が瓦の重さに耐えられなくなるほどでした。
DIYあるあるの最後の最後で接着剤がとれたという落ちもなく、
瓦を釘で固定して上の瓦を設置する際も、私の心配をよそに接着箇所はビクともしませんでした。
凄いぞJ-Bウエルド!
最後に
DIY減築作業中は軒瓦を割るハプニングを起こしましたが、J-Bウエルドのお陰で減築を完了することができました。
今回の減築に伴う外壁塗装や外構のDIYの模様を別記事にて紹介しておりますので良かったら見てください。
お役に立てれば幸いです!