セロー250リヤブレーキパッド交換

当ページのリンクには広告が含まれています。
セロー250リヤブレーキパッド交換アイキャッチ
悩んでいる子ねこ

リヤブレーキパッド交換も前回のフロントブレーキパッド交換と同じですか?

ねこ先生

フロントよりリヤキャリパーAss’yはリヤタイヤを外さないと内部まで清掃するのは難しいですが、リヤブレーキパッド交換だけならフロント同様簡単です。

使用車両:SEROW250 2017年 DG17J

この記事はリヤブレーキパッド脱着清掃を行った手順です。

リヤブレーキパッド交換同様の作業です。

リヤブレーキは純正ブレーキパッドでもフットブレーキを少し踏み込めばリヤタイヤがロックしてしまう程の効きで、減りも早くないですのでブレーキパッドを交換するなら純正もしくは安ければデイトナゴールデンパッドX(シンタードメタルパッド)や赤パッドでしょうか。

純正部品名称:ブレーキパッドキット2
純正部品番号:3C5-25806-00
デイトナゴールデンパッドX:97153
デイトナ赤パッド:79830

それでは、作業を紹介して参ります。

目次

リヤブレーキパッド脱着した手順

Rrタイヤを外した方がキャリパーAss’yの清掃を隅々行えますが、ブレーキパッド交換だけならメンテナンススタンドに載せたりRrタイヤを外す必要はありません。

この記事では、タイヤを外さないでブレーキパッドのメンテナンスを行います。

手順
キャリパーカバーを外す
セロー250リヤブレーキキャリパー

YAMAHAロゴが彫ってある樹脂カバーの取り付け六角ボルト2本を外す。

  • 六角レンチサイズ4㎜
    締め付けトルク7Nm(0.7㎏・m)
手順
リヤブレーキキャリパーAss’yを外す
セロー250リヤブレーキパッドサポートボルト

リヤブレーキパッドを保持しているブレーキパッドサポートボルト2本を外す。

  • 六角レンチサイズ5㎜
    締め付けトルク17Nm(1.7㎏・m)
セロー250リヤブレーキパッドとサポートボルトの位置関係
リヤブレーキパッドとサポートボルトの位置関係
手順
リヤブレーキパッドを取り外す
セロー250リヤブレーキパッドまで外した部品と工具
セロー250リヤブレーキパッドまで外した部品と工具
セロー250リヤブレーキパッド

写真の外した純正パッドの厚みは十分残っておりましたが減り方が違うので清掃後組む位置を替えて再使用しました。使用走行距離は8700Kmです。

ブレーキパッド純正の新品厚みは5.2mm、使用限度は1.0mmです。

手順
ピストン、ブレーキパッドスプリング、スライドピン、外したボルトなどを清掃する

ブレーキパーツクリーナーとウエスで清掃します。

セロー250リヤブレーキキャリパー及びピストン清掃
ブレーキキャリパー及びピストン清掃

リヤブレーキキャリパーピストンはブレーキペダルを踏むと出てきます。ピストンを完全に引き抜くとブレーキフルード交換とエア抜きが必要になるので注意してください。

手順
ブレーキパッドの面取りをして取り付ける。

ヤスリでブレーキパッドの面取り及びブレーキディスクとの接触面も80番前後の粗目のヤスリで軽くこすっておくことで初期馴染みが早くなり、振動が少なくなるので泣き止め効果があります。

また、ピストンとキャリーパーAss’yとの接触面にはシリコングリスを薄く塗っておきますこれも泣き止めです。

フロントブレーキパットには純正で泣き止め防止用にシムが付いていましたが、リヤブレーキパッドには付いていません。

手順
シリコングリスを各部へ塗布する

こだわりがないのでブレーキパット交換時のグリースは、全てシリコングリスとしております。

他グリス使用例


ピストン、ダストシール:ラバーグリースやブレーキフルード
キャリパーサポートボルト(スライドピン):シリコングリス
ブレーキパッド裏面(鳴き止めと防食目的):パッドグリース

セロー250純正リヤブレーキパッドとキャリパーサポートボルト
純正リヤブレーキパッドとキャリパーサポートボルトにシリコングリス塗布
セロー250リヤブレーキパッドスプリングにグリス塗布
ブレーキパッドスプリングにシリコングリス塗布

ブレーキパッドスプリングはリヤキャリパーブラケットとリヤキャリパーAss’yに一枚ずつ付いています。

セロー250リヤブレーキパッドスライドピン
ブーツをめくってスライドピンにもシリコングリス塗布
手順
分解した逆の手順で組付け
リヤブレーキキャリパーは手でスライドできる

リヤブレーキキャリパーは手でスライドできるます。

スライドさせてブレーキピストン側に一枚ブレーキパッドを入れてキャリパーを押し込むとピストンを容易に押し込むことができますので、

リヤキャリパーを手で押し込んで十分隙間ができたらもう一枚のブレーキパッドをブレーキディスクを挟み込むように反対側へ差し込んで2本のキャリパーサポートボルトで保持します。

キャリパーサポートボルト締め付けトルク17Nm

キャリパーサポートボルト

  • 六角レンチサイズ5㎜
    締め付けトルク17Nm(1.7㎏・m)

トルク管理は音とLEDランプとデジタル表示で締め付けトルクを確認できる、デジタルトルクレンチがおススメです。

組付けたら試運転にて制動確認をして作業完了です。

最後に

ブレーキパッドが減っていなくても走行距離や使用期間によってはピストンなどの腐食でブレーキが固着してしまうことがあるので、定期的にブレーキパッドを脱着して各部清掃後グリスを塗布すると、とても気持ちが良いのでおススメです。

参考までにブレーキパッド交換工賃(2023/6/10調べ)を調べると

2りんかん:ブレーキパッド(1キャリパー) 交換時間30分 通常工賃2,640円(税込)部品持ち込み5,280円(税込)

NAPSでも部品持ち込みですと工賃が上がるようなので決して難しい作業ではないので自分で交換がお得です。

では、愛車セローのメンテナンスが完了したら旅やツーリングを楽しんでください。

セロー250リヤブレーキパッド交換アイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事が参考になりましたらシェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次