オカムラ Contessa クッションタイプ座面修理

ワークチェアの座面が原型をとどめないほどボロボロなんですが・・・



修理してウレタンシートを貼ったら、新品にせまる座り心地になったよ
この記事は、クッションがヘタってクッション座面交換を考えていたけど修理して安く済ませたい方はもちろん、座面交換をお考えの方は分解手順を参考にして頂けます。
作業の予習をしておけば、大事なチェアに傷を付けることもありません。また、作業の際はぜひ良い工具をお使いください。
作業に慣れていない方ほど精度の悪い100ショップの工具などで作業を行うと、ネジを舐めて手におえなくなったり、部品交換が必要になるケースもございます。オカムラ コンテッサの様な高価な部品が使われている時はなおさらです。
では、ラクマで19,900円で購入したオカムラ コンテッサ 座面修理を紹介します。
オカムラ コンテッサ 座面修理に使用した材料と価格
コニシボンドG10Z 1kg缶
ヨドバシ.com 1420(税込み)
(価格は2020年12月29日購入時の情報です)
ウレタンシート(厚さ:15mm 60㎝角)


ビバホーム 522(税込み)
JANコード 4965718075428
(価格は2020年12月29日購入時の情報です)
※前後方向に10cm程短いですが後部は届いていなくてもカバーをすれば目立ちません。
オカムラ コンテッサ 座面修理に使用した工具
六角レンチ 5mm
WeraのHex-Plusは吸い付くような食いつきがPB以上、少し舐めたネジにもオススメです。
六角レンチを持っていない方は、サビに強いステンレスマルチカラーヘックスキーセットがお得です!


接着面清掃溶剤
エタノール、シリコンオフなど


オカムラ コンテッサ 分解手順
オカムラ コンテッサ 座クッションカバー取り外し
座クッションカバーは、巾着袋のようにひもで閉じてあります。




写真①:座面が割れてましたので、座クッションカバーを外すと粉が大量に出てきました。
写真②:カバーは生臭く汚れがひどかったので、ぬるま湯&セスキの炭酸ソーダにつけ置き洗いして、洗濯機で完全に匂いと汚れを落としました。
オカムラ コンテッサ 座面取り外し


座面は六角ネジ4本で固定されています。
座面スライドレバーを押し上げて座面を真ん中の位置にする。
上の写真のスライドレバー文字上のレバーです。
上の写真の赤➜のネジです。
オカムラ コンテッサ 座面修理
オカムラ コンテッサ 座面清掃
クッション座面も臭いのでエアガンで粉を落としながら、クッション座面にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけて、乾いた布で叩いて、匂いと汚れを落としました。
その後、アルコールスプレー、日光消毒で匂いを消しました。




オカムラ コンテッサ 座面割れ接着




割れた座面発泡ウレタンに接着剤を塗る。
コニシボンドG10Z
強い力で圧着させるほど剝がれません。
オカムラ コンテッサ 座面補強(ウレタンシート貼り)
コニシボンドG10Z
強い力で圧着させるほど強力な接着となります。




オカムラ コンテッサ 座面取付


洗濯して乾いたカバーを被せ、座クッションを本体に取付けて作業終了。
このオカムラ コンテッサをどんな部屋で使用しているか気になる方は、DIYで机と棚の製作を紹介しておりますので、こちをご覧ください➜【DIY】本格的でおしゃれな机!【DIY】本格的でおしゃれな棚!




最後に
修理後、座ってみると感動しました。座っても粉が落ちてきません、何より座り心地が最高です。
20万円近くする高級オフィスチェアだと納得できます。
それどころか、ウレタンシートを張った事により座り心地が、某家具店で座った新品コンテッサ セコンダ(現行品)より良いです。
自分の所有物への価値が高まってそう感じるのかもしれませんが、少なくともメルカリで買った、なま臭かった椅子だとは思えません。
座面がボロボロに割れた椅子でも修理でよみがえるんです。座面が痛んでいる方、座面のへたりが気になる方は、ぜひお試しください。
他にも、加水分解した肘パッドに100均で買った合皮を貼って質感を高める修理などしております➜オカムラ コンテッサ 肘 パッド超格安修理!




追伸、修理のあと毎日8時間、1年間使用しておりますが、修理のあとと変わらず快適なデスクワークを送っております。
また、この椅子のお陰で万年筆で朝日記を書き始めたり少しクリエイティブな活動を始めたりしております。
コスパの良い、自分に合った万年筆を、みつけた方法も紹介しております➜初心者が定価で買って後悔しなかったおすすめ万年筆。


付録 座面色種類
メッシュ:12色
- ブラック
- ライトグレー
- ホワイト
- ダークブルー
- ライトブルー
- ライムグリーン
- ピスタチオグリーン
- サンゴベージュ
- マンゴーイエロー
- オレンジ
- レッド
- ダークブラウン
クロスクッション:12色
- ブラック
- ライトグレー(今回修理品)
- ホワイト
- ダークブルー
- ライトブルー
- ライムグリーン
- ピスタチオグリーン
- サンゴベージュ
- マンゴーイエロー
- オレンジ
- レッド
- ダークブラウン
皮クッション:3色
- ブラック
- ホワイト
- ベージュ


コメント
コメント一覧 (4件)
中古のバロンチェアを購入して、座面劣化が酷く黄色い粉くず?がたくさん出てきて対象方法を探していたらこちらのサイトに辿り着きました。
一つ質問なのですが、ウレタンシートを貼る時は、座面全体を覆うような感じでしょうか?
もしその場合は、ウレタンが多少余る感じになる場所もあると思うのですが、座面カバーである程度抑え込む感じになりますか?
お暇な時にでもご回答いただけると助かります。
まっつん33様
コメントありがとうございます。
ご質問の回答に以下の経験がそぐえていれば良いのですが…
黄色いウレタン部を包み込んで、白いウレタンフォームを接着しました。
その時、前側と左右側面は包み込めたのですが、
補修材の寸法が足りず後ろ側は包み込めませんでした。
白いウレタンフォームを貼り付ける際は、
角の部分は重ならないように引っ張りながら貼り付けて行き、
カバーをつけた時、ハミ出しそうな部分はハサミで切り除きました。
もちろん、座面は白いウレタンフォームの厚み分大きくなりましたので、
カバーを取り付ける際には、ある程度抑え込む感じになりました。
カバーは巾着袋を閉じるようにヒモでしばるタイプでしたので、
ある程度自由がききました。
既存のカバーの紐を固定するフックには、
かけられないところもありました。
もの修理 光臣
光臣様
お忙しい中、ご返答ありがとうございます。
非常に参考になりました。連休中に完成したいと思います。
まっつん33様
バロンチェアの修理を完成させて大事に使って下さい。
現在、私の方は三ヶ月に渡り実家減築DIY中です。
進展があったらツイートしておりますので、
興味がございましたらTwitter @32omi覗いてみて下さい。
@32omi
もの修理 光臣