【7年愛用レビュー】格安中華FFヒーターの耐久性と安全性|DIY取り付け手順・メリットデメリット

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FFヒーターアイキャッチ
悩んでいる子ねこ

Amazonで1万円台の中国製FFヒーターを見つけたけど、安すぎて不安…  DIYでの取り付けは素人でもできるのかな?

ねこ先生

冬の車中泊を快適にするためにFFヒーターを検討しているものの、価格の安さゆえに品質を心配されている方は多いのではないでしょうか。
結論から言います。品質は十分すぎるほど良いです。

目次

はじめに:Amazonの格安FFヒーター、品質は大丈夫?

私は車中泊をしながら会社員生活を送っていたことがあり、この中国製FFヒーターを以下の頻度で使用してきました。

  • 1年目・2年目: 11月~3月の間、ほぼ毎日使用
  • 現在: 使用は年に数回、取り付けから7年目(7回目の冬)に突入

酷使していた時期もありますが、異音や異臭もなく今でも快調に動いています。 取り付けには車体への穴あけが必要で少し覚悟がいりますが、その手間をかける価値は間違いなくあります。

今回は、私が実際に取り付けた手順と、7年間使い倒してわかった「中国製FFヒーター」のリアルなレビューをご紹介します。

そもそも「FFヒーター」とは?

FFヒーター図

FFヒーター【Forced draught balanced Flue systems Heater(強制給排気ヒーター)】とは、ガソリンや軽油を燃焼させ、その熱をファンで室内に送る暖房器具です。

キャンピングカーには当たり前のように装備されていますが、最大の特徴は**「安全性」**です。

  • 安全: 燃焼のための吸気・排気は完全に車外で行います。万が一不完全燃焼を起こしても、室内の空気は汚れません。
  • 静音・低燃費: 自動車のアイドリングよりも遥かに静かで、燃料消費もわずかです。

スイッチ一つで真冬の車内がポカポカになる、まさに車中泊における「無敵の暖房器具」です。

中国製FFヒーターをおすすめする理由

有名メーカー(ドイツのベバスト社など)の製品は非常に高品質ですが、価格は15万円以上します。一方、Amazonで買える中国製は1~2万円台。この価格差は圧倒的です。

私が実際に購入し、取り付けて感じた評価は以下の通りです。

所要時間4時間(※内装剥がし時間を除く)
難易度(車体への穴あけ作業があるため)
コスパ(文句なしの満点)
耐久性(強度)(7年故障なし!)
筋肉痛(車の下に潜る作業があります)
おすすめ度

英語のマニュアルしかなく、少し手探りな部分はありましたが、構造自体はシンプルです。2万円以下でこの快適さが手に入るなら、DIYに挑戦する価値は十分にあります。

👇エラーコード表、故障診断、修理部品をまとめているリンクです。

DIY取り付けに必要な道具と部材

取り付け車両:いすゞ コモ(日産 キャラバンOEM) 使用キット:5KW 12V 軽油 FFヒーターキット(10L燃料タンク付き)

FFヒーター本体

5KW 12V 軽油 FFヒーターキット10L燃料タンク付き

私が使用しているタイプと同型の5KWモデルです。セット内容が充実しており、コスパ最強です。

必須工具

  1. 電動ドリル: 鉄板への穴あけ用(ドリル刃 7.5mm、ホールソー 26mm)。インパクトドライバーだと刃が折れる可能性があるためドリル推奨。
  2. ラチェットレンチ: Ko-ken(コーケン)の「Z-EAL」がおすすめ。空転トルクが軽く、狭い場所でも作業しやすいです。
    • 外装用:3/8インチ(9.5mm)
    • 内装用:1/4インチ(6.35mm)
  3. リベッター: マフラー等の固定に使用。
  4. 一酸化炭素警報機: 【重要】命に関わりますので必ず設置してください。
    命を守るために絶対にケチってはいけないアイテム。

車体の穴あけには、このサイズのホールソーが必要です。

※作業前に最低限そろえたい安全装備はこちら

取り付け手順レポート

1. 位置決め

まずはレイアウトを決めます。給油の手間を考え、車両の給油口(右リア)に近い位置にFFヒーター用の燃料タンクを設置することにしました。これにより、スタンドで車両とヒーター両方の給油が一度に行えます。

FFヒーター 燃料タンク

2. 燃料タンクの加工と取り付け

付属のタンクに穴を開け、燃料タンク給油口から開けた穴へ針金を通しコネクタを誘導しながら燃料取り出し用のコネクタを取り付けて燃料ホースを取り付けます。

  • ポイント: 燃料漏れ防止のため、コネクタ部分には念のため液状ガスケットを塗布しました。
  • 固定: 車体既存のナットと自作ステーを使い、ボルトでしっかり固定します。
燃料ホースを繋ぐ
FFヒーターの燃料タンク

3. 燃料ポンプ・フィルターの設置

車体側の既存の穴を利用してボルト留めしました。配管をつなぐ際、ポンプの向き(燃料の流れ)に注意しましょう。

燃料ポンプには配線コネクターを接続します。

FFヒーター 燃料タンク

4. 本体取り付け(最大の難関:穴あけ)

車体(床)に吸排気用の穴を開ける必要があります。失敗が許されない作業ですが、私はメンテナンス性を考え、**「点検口カバー」**に取り付けることにしました。これなら万が一失敗してもカバーを交換するだけで済みます。

  1. 点検口カバーを外し、付属のアルミプレートを当てて穴位置をケガく。
  2. ドリル(FFヒーター本体固定穴4つ、アルミプレート固定穴4つ、燃料パイプを通す穴1つ)とホールソー(吸排気管の穴2つ)で穴を開ける。
  3. 重要パーツ: 本体と床の間に挟む「オレンジ色のシリコンゴム」。付けるべきか迷いましたが、気密性を保つために必須です。これを付けないと排気ガスが室内に侵入する恐れがあります。
  4. 本体をボルトで固定し、吸気・排気ダクトを車外へ通します。
点検口イラスト
FFヒーター本体とシリコンパッキン

5. 吸排気ダクトの設置(車の下での作業)

  • 吸気ダクト: 黒い蛇腹ホース、エアクリーナーを取り付け、フレームにあった既存の建て込みナットにエアクリーナーステーをボルトで固定。
  • 排気マフラー: サイドシルに穴を開け、リベットで固定。
    • 注意: 排気ガスが車体の下に溜まったり、室内に入り込んだりしないよう、排気口の向きは慎重に決めてください。
ffヒーター燃料パイプ吸排気
吸気ダクト
吸気ダクトの先端にエアクリーナーを取り付けます
吸排気

6. 配線・試運転

バッテリー(12V)にプラス・マイナスをつなげば電気配線は完了です。いよいよスイッチオン!

ffヒーター温風送風口
ffヒーター温風送風口
コントローラーとリモコン

【トラブル発生】試運転で煙が充満!?

ガソリンスタンドで軽油を入れ、スイッチONにして走行していると… 100mほど走ったところで、突然車内が焦げ臭くなり、白い煙が充満しました!

「失敗したか!?」と血の気が引きましたが、すぐに煙は収まりました。 帰宅後に点検しても異常なし。おそらく新品特有の油分が焼けたか、初期の燃焼不安定だったと思われます。

あれから6年。一度も煙は出ていませんし、一酸化炭素警報機が鳴ったこともありません。今思えば「あるある」だったのかもしれませんが、最初は換気を十分に行いながら試運転することをおすすめします。

7年間使ってわかったメリット・デメリット

メリット

  • 圧倒的なコスパ: 2万円以下でこの性能は文句なし。
  • 低燃費: 1時間で約10cc程度。10Lタンク満タンで100時間持ちます。
  • 省電力: 60Ahのバッテリーで5日間(計15時間程度)は余裕で稼働。
  • 即暖性: スイッチを入れてすぐに温かい。断熱材を施工した車内なら暑いほどです。

デメリット

  • 温度調整が難しい: 最小パワーにしても暑すぎることがあり、窓を開けるか消すしかありません。
  • 動作音: 燃料ポンプの「カチ、カチ、カチ」という音が響きます(低騒音ポンプへ交換で対策可能)。
  • マニュアルが不親切: 英語か中国語のみ。エラーコードなどは事前に調べておく必要があります。

最後に:車中泊の革命的アイテム

中国製FFヒーターは、取り付けの手間さえ乗り越えれば、冬の車中泊を劇的に快適にする最高のアイテムです。

セルフスタンドで給油する際は、トラブル防止のため店員さんに「ヒーターのタンクにも給油します」と一言かけるのがマナーです。

これから取り付けに挑戦される方、ぜひ安全第一でトライしてみてください。この暖かさを知ったら、もう元の車中泊には戻れませんよ!

ポータブル電源

現在、ポータブル電源はセール頻度が高く、手軽さや携帯性だけでなくコスパを兼ね備えてきました。

Ankerは安全性が高く軽量なリン酸鉄リチウムイオン電池搭載でコスパが良い。

断熱材の貼り方

狭い車内で薄くてかさばらない断熱材を施工した実例も当ブログで紹介しております。

FFヒーターアイキャッチ

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