はじめに
悩んでいる子ねこ「Behringer CX2310を買ったものの、ケーブルをどこに繋げばいいかわからない」「2wayスピーカーとサブウーファーをどう組み合わせればいいの?」
ねこ先生そんな悩みをお持ちの方へ。この記事では、チャンネルデバイダー(クロスオーバー)を使ったPCオーディオの2.1ch化手順を、実機写真とともに分かりやすく解説します。
小型スピーカーでは出せない「腹に響く低音」を手に入れて、デスク環境を劇的にアップグレードさせましょう。
そもそも、なぜ「デバイダー」が必要なの?
1. 小型スピーカーの限界
PCデスクに置けるサイズのブックシェルフスピーカー(10〜13cmウーファー)は、構造上100Hz以下の重低音を豊かに鳴らすのが苦手です。無理に低音を出そうとすると音が歪んでしまいます。
2. 役割分担で音を良くする
そこで、25〜30cmクラスの「サブウーファー」を追加し、以下のように役割分担をさせます。
- ブックシェルフスピーカー: 中高音〜中低音を担当(得意な帯域に専念)
- サブウーファー: 重低音を担当
この「担当する音の帯域(周波数)」を交通整理してあげる信号機こそが、**チャンネルデバイダー(Behringer CX2310)**です。
Behringer CX2310 V2:
記事の主役。プロ御用達の機材はこちら👇Behringer(ベリンガー)ポチップ
「クロスオーバー周波数」の基礎知識
スピーカーとサブウーファーの音が切り替わる境目のことを**「クロスオーバー周波数」**と呼びます。
信号はスパッと切り替わるのではなく、なだらかに混ざり合いながらバトンタッチします。
- サブウーファー側: 高い音が出ないようにカット(ローパスフィルター)
- メインスピーカー側: 低い音が出ないようにカット(ハイパスフィルター)
CX2310を使えば、この混ざり具合や周波数を、自分のスピーカー性能や好みに合わせて自由自在に調整できるようになります。

【実践】Behringer CX2310の接続手順
ここでは、PCオーディオ(オーディオインターフェース)からCX2310を経由して、アンプへ接続する手順を解説します。


ステップ1:入力接続(PC → デバイダー)
オーディオインターフェース(Roland Rubix22など)の出力端子から、CX2310の背面入力へ接続します。
- INPUT CHANNEL 1: 左(L)の音声
- INPUT CHANNEL 2: 右(R)の音声 ※接続には「TRSフォン – XLR」や「XLRケーブル」などのバランスケーブルを使用します。
ステップ2:出力接続(デバイダー → アンプ)
CX2310で分けられた音を、各アンプへ送ります。
- HIGH OUTPUT (CH1/CH2): メインスピーカー用のアンプへ接続
- SUBW OUTPUT (MONO): サブウーファー用のアンプへ接続
- ※今回の設定では「LOW OUTPUT」端子は使用しません。

【重要】スイッチ設定と調整方法
接続ができたら、正しいモードに設定します。ここを間違えると音が出なかったり、スピーカーを破損する恐れがあります。
1. 背面パネルの設定
- MODEスイッチ: 「STEREO 2-WAY」に設定。
- XOVER FREQスイッチ: CH1、CH2ともに「x1」に設定。
- 「x1」:44〜930Hzの範囲で調整(今回はこちら)
- 「x10」:440〜9.3kHz(今回は使いません)

写真下段:behringer CX2310背面スイッチ
2. フロントパネルの設定と調整
電源を入れ、「STEREO」ランプがオレンジに点灯していることを確認してください。
① 不要な出力をミュート 今回はメインスピーカー(HIGH)とサブウーファー出力(SUBW)のみを使う構成です。
- LOW OUTのMUTEボタン:押す(赤点灯)
- ※これでCH1/CH2のLOW出力からは音が出なくなります。
② クロスオーバー周波数の調整 つまみを回して、音が切り替わるポイントを決めます。
- CH1/CH2 XOVER FREQ: 44〜930Hz の範囲で調整(左・右スピーカーの下限を決めます)
- SUBW XOVER FREQ: 10〜215Hz の範囲で調整(サブウーファーの上限を決めます)
③ ゲイン(音量)調整
- INPUTゲイン、HIGH OUTPUTゲイン、SUBWOOFERゲインの計5つのつまみを使って、メインスピーカーとサブウーファーの音量バランスを整えます。


【コラム】LOW CUTスイッチについて
フロントにある「LOW CUT」スイッチを押すと、25Hz以下の超低音をカットします。
- メリット: 聞こえない超低音によるウーファーの無駄な動きを抑え、スピーカーを保護する。
- 確認方法: スマホのスペクトラムアナライザ・アプリなどで変化を確認できますが、聴感上は大きな変化がない場合が多いです。基本は「ON(押す)」でOKです。

今回のシステム構成レシピ
私のPCオーディオ環境(2.1ch)の構成機材です。
- PC OS: Windows 10 Pro 64bit
- I/F: Roland Rubix22
- Divider: Behringer CX2310 V2
- Amp: Classic Pro CP400 × 2台
- Main SP: YAMAHA NS-BP200
- Subwoofer: MB QUART RLP 304 (12インチ)
- Box: BRAiTH PL-027 (密閉型)
- Cables:
- I/F→Divider: TRSフォン⇔XLRオス
- Divider→Amp: XLRメス⇔XLRオス ×3本
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